「国と東京都の実務者協議会」に係る協議事項について
１ 首都東京の重要施策に係る実務者による国と東京都の協議について
東京の活力の増進により、我が国全体の発展を促進する観点から、国と連携が必要な東京都の重要な
施策について、実務者による国と東京都の協議を行うため、平成３１年１月に国と東京都の実務者協議
会を設置し、８項目２０施策について都と関係省庁との間で具体的な協議を進めている。
８項目２０施策について、国と東京都が協議を行い、首都東京が抱える様々な課題を解決しながら、
首都として「稼ぐ力」を高めていくとともに、東京が首都としての役割をしっかりと果たし、我が国の
活力の増進に貢献していくために取り組んでいく。

２ ８項目２０施策と国への提案要求内容対応一覧表
以下の表は、国と東京都の実務者協議会における協議事項の８項目２０施策に対応する、都の提案要
求内容を取りまとめたものである。
項目
番号

施策
番号

８項目 ／ ２０施策 ／ 提案要求内容

対応頁

１ 首都圏空港・港湾機能の充実
1

2

羽田国際空港の機能強化

・羽田空港の更なる機能強化と国際化を推進するため、空港容量の拡大について可能
な限りの方策を総合的に検討すること。
２０２０年の新飛行経路の運用開始後も、引き続き地元への丁寧な情報提供と、騒
音・安全対策等を着実に進めること。

136

・都心に近く、２４時間利用可能な空港である羽田空港の機能を最大限に発揮するた
め、広域交通ネットワークの整備を推進すること。
・今後の羽田空港の更なる機能強化に的確に対応するため、空港アクセスの強化等を
検討すること。

139

横田基地の民間航空利用

・横田基地の軍民共用化に関する日米協議を進め、早期実現を図ること。
3

小笠原航空路の整備促進

・都が進める調査･検討に対し、指導･助言等の支援･協力を行うこと。
・航空路開設に関する諸課題の解決に支援を行うとともに、財政措置も含め、特段の
配慮を講じること。
4

143

146

東京港の国際競争力強化

・中央防波堤外側コンテナふ頭（Ｙ３バース）の早期完成に向けて、必要な財源を確
保するとともに、整備の着実な推進を図ること。
・青海コンテナふ頭の再編や内貿ユニットロードふ頭の整備など、物流機能の強化に
資する施設整備に必要な財源を確保すること。

148

・震災時においても、首都圏の物流機能を確保するため、中央防波堤外側コンテナふ
頭（Ｙ３バース）の耐震強化岸壁について、整備を推進すること。
・震災時の被災者避難や緊急物資の輸送に対応する品川ふ頭（Ｓ３バース）、１０号
地その２ふ頭（ＶＡ２バース）の耐震強化岸壁の整備に必要な財源を確保すること。

150

２ 幹線道路の整備促進による道路ネットワークの早期完成等
5

東京外かく環状道路（東名高速～湾岸道路間）の整備促進

・外環（東名高速～湾岸道路）については、関越道～東名高速間に引き続き整備して
いくため、「東京外かく環状道路（東名高速～湾岸道路間）計画検討協議会」におけ
る議論も踏まえ、羽田空港へのアクセス性を確保しつつ、まずは東名高速～湾岸道路
間の全区間の計画を早期に具体化すること。

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