よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


令和5年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求(最重点事項・一括版) (183 ページ)

公開元URL https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/collaboration/pdf/r5_kouki_zentai_shiori_2.pdf
出典情報 令和5年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求(最重点事項)(11/17)《東京都》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

通を図ることで出力抑制を最小化すること。
③ 系統設備の整備
長期的に再生可能エネルギーの導入拡大を図るためには、一定の系統の
増強及び更新投資が必要となる。
現行の地域間連系線の増強スケジュールの前倒しや海底直流送電の活用
等を図るとともに、各地域のポテンシャルに応じて再生可能エネルギー発
電設備が最大限導入されるよう、地域間連系線を含め、将来を見据えた全
国規模での系統増強を早急に、かつ効率的・計画的に進めること。
また、系統増強に当たっては現状、発電事業者等の原因者への特定負担
も生じるが、社会的インフラを整備する観点を踏まえ、特定の者に過度に
負担を強いることなく、再生可能エネルギーの導入が促進されるように措
置を講じること。
(3)再生可能エネルギーの継続的な利用・導入拡大に必要な制度等の整備
再生可能エネルギーの継続的な利用・導入拡大を推進するためには、FI
T制度の着実な運用と適切な見直しを図るとともに、FIT制度の買取期間
の終了後も見据えた適切な環境整備を行う必要がある。ついては、以下の必
要な措置を講じること。
① FIT制度及びFIP制度の着実な運用と適切な見直し
2020年6月に成立した「エネルギー供給強靱化法 ※ 」において、一
部の電源について、「競争力ある電源への成長が見込まれる電源」として、
FIP(Feed in Premium)制度が導入されたが、再生可
能エネルギー電源の導入促進が阻害されないよう、着実な運用を図るとと
もに、実施結果について検証を行い、社会構造の変化なども踏まえ、適宜
必要な見直しを行うこと。
また、「地域で活用され得る電源」に関し、地方自治体の防災計画等へ
の位置付けが要件化されたが、こうした要件により再生可能エネルギーの
導入が抑制されないよう適切に制度を運用するとともに、必要に応じて見
直しを行うこと。
※強靱かつ持続可能な電気供給体制の確立を図るための電気事業法等の
一部を改正する法律(令和2年法律第49号)
なお、制度運用に係る手続の効率化・迅速化を併せて行うこと。特に、
FIT制度が適用されている太陽光発電に加え、新たにV2Hや蓄電池等
を導入する際に必要となる変更申請手続は、処理に数箇月を要しており、
速やかな電力確保が困難な状況にあるため、適切な措置を講じること。
また、FIT制度による再生可能エネルギー発電促進賦課金の単価は、
制度導入時と比べ、大きく上昇しており、電力消費者の負担感が増してい
ることから、負担の増加を抑えることを検討するとともに、その仕組みを
分かりやすく説明すること。
② FIT制度買取期間終了後の対応
令和元年11月以降、住宅用太陽光発電の買取期間の順次満了を契機と
して、蓄電池等と組み合わせた自家消費利用を促進するなど、再生可能エ
ネルギーの継続利用が損なわれないよう適切な措置を講じること。

- 179 -