提案書18(3402頁~3601頁) (110 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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提案番号(6桁)
申請技術名
申請学会名
706101
ポジトロン断層撮影(アミロイドイメージング)
日本認知症学会
【技術の概要】
18F標識アミロイドイメージング剤を投与し、脳内のアミロイドβ蛋白の局在性をポジトロン断層撮影(PET)装置で画像化し、
診断する技術である。PET標識薬剤の脳内分布が、脳内アミロイドβ蛋白が凝集して形成される老人斑(アルツハイマー病
(AD)の代表的病理変化)を分子レベルで明示するので、当該疾病の判定・評価に適用される。
【対象疾患】
• 認知症又は軽度認知障害の病因がADか非ADかの鑑別が困難な患者
• アミロイド病理の確認を要するAD疾患修飾薬の処方を判断する必要がある患者
• 年間検査数は、併せて64,000件と推定
【既存の治療法との比較】【有効性】
• ADは、特に病初期には脳萎縮や脳血流に変化が現れにくく、MRI/CTなどの既存の画像検査では、早期の診断が困難。
• 本技術により、従来、剖検でしか成し得なかった脳内アミロイド病理の確認が非侵襲的に可能となり、ADの診断精度が
向上することで、適切な治療方針がより早期から正確に決定される。
• 本技術の診断能は、剖検症例での病理診断に対して感度=81〜96%、特異度=85〜100%と高精度。
• AD疾患修飾薬の治験において、本技術等でアミロイド病理が確認された患者に対してのみ投与されており、 AD疾患修
飾薬の適正使用のための適切な患者選択には必須技術となる。
【診療報酬上の取扱い】
区分E画像診断に新設する
18F標識アミロイドイメージング剤合成費用(123,816円)
+PET撮影検査費用(26,184円:薬剤合成費用を除く)を
根拠として15,000点を要望する
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