提案書18(3402頁~3601頁) (191 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
717103
国際標準病理診断管理加算
日本病理学会
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
34病理診断科
35臨床検査科
関連する診療科(2つまで)
リストから選択
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
国際標準病理診断管理加算
提案当時の医療技術名
場合、右欄も記
載する
有
令和4年度
無
追加のエビデンスの有無
提案される医療技術の概要
(200字以内)
国際標準化機構が定めた病理標本作製、病理診断に関する国際規格に基づく技術能力の認定を受けた施設において、病理診
断に対する精度管理業務を評価し、より多くの国民が標準化された精度の高い病理診断を受けることができるようにする。
文字数: 110
対象疾患名
保険収載が必要な理由
(300字以内)
病理診断全般
検査領域においては機械化が進んでいるが、病理・細胞診部門は未だ手作業の部分が多い。このため、病理組織標本を用い
たがんゲノム解析において、一部不適切な手順で標本作製が行われたためにゲノム解析が不可能となった事例が多々発生し
ている。
現在、がんゲノム医療中核拠点病院、がんゲノム医療拠点病院及びがんゲノム医療連携病院などの指定において国際標準化
機構の認定を受けた病理検査室の設置が求められており、多くの病院が認定を受けている。しかし、その認定を維持するた
めには多くの労力と適正な試薬管理が必要である。国際規格に基づく高い技術能力と質の高い精度管理を維持するための労
力を評価していただきたい。
文字数: 293
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
病理診断全般
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
病理診断に関する国際標準化機構が定めた病理検査に関する国際規格に基づく技術能力の認定をうけている保険医療機関に
入院している患者であって病理診断を専ら担当する常勤の医師が病理診断を行い、その結果を文章により報告した場合に、
退院時1回に限り所定の点数を加算する。
区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
N
番号
006
医療技術名
病理診断管理加算1,2
既存の治療法・検査法等の内容
病理診断に関する施設基準に適合しているものとして届け出た保険医療機関において病理診断を専ら担当する常勤の医師が
病理診断を行い、その結果を文書により報告した場合に所定の点数を加算する。
④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム
注4
国際規格に基づく質の高い技術能力をもって検体を処理することで、病理診断の自動化及び遺伝子関連検査に求められる厳
密な検査前プロセス、測定プロセスを経た病理検体が得られるようになる。特にがんゲノム解析は質の良い病理検体が作成
できて初めて対応が可能となることから、本技術により、国民により広く、均等に質の高いがん医療を提供することができ
るようになる。令和5年1月時点で、病理検査室がISO15189の認証を受けている施設は、全国で178病院あり、そのうち、1病
院は病理のみでISO15189の施設認証を取得しているが(添付1)、検査では算定されている国際標準検査管理加算が病理で
は算定されていない。特にがんゲノム医療中核拠点病院やがんゲノム医療拠点病院では、施設要件として病理部門の認証が
必須となっており、またがんゲノム医療連携病院でも努力目標となっていることを鑑みるに、平等な対応が強く望まれる。
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