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提案書18(3402頁~3601頁) (52 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

701102

ステロール分画

日本動脈硬化学会

【技術の概要】
ガスクロマトグラフィー(GC)法による
ステロール分画測定
植物ステロール

【対象疾患】シトステロール血症(指定難病260)

・摂取した植物ステロールの排泄低下により血中又は組織に
シトステロールが蓄積する。
・皮膚黄色腫や腱黄色腫、早発性冠動脈疾患を呈する。
本疾患の遺伝形式:常染色体潜性(劣性)遺伝
鑑別疾患:家族性高コレステロール血症
疾患頻度:20万人に1人(本邦で約600人)
現在の診断数:18人(令和2年度本症診断数)

【技術の有効性】

・指定難病(シトステロール血症)診断に必須。
・診断に基づく適切な治療(食事・薬物療法)に
より、重症化の予防が可能となる。

【シトステロール血症の診断基準(難病研究班)】
Definite、Probableを対象とする。
A.症状
1. 皮膚黄色腫又は腱黄色腫の存在
2. 早発性冠動脈疾患(男性45歳未満、女性55歳未満)
B.検査所見
1.血液・生化学的検査所見
血清シトステロール濃度 1mg/dL以上
(本症患者では通常10~65mg/dL)
C.鑑別診断
家族性高コレステロール血症、脳腱黄色腫症
D.遺伝学的検査:ABCG5/8遺伝子の変異
Definite:A-1及びB-1を満たし、Cの鑑別すべき疾患を除外し、Dを満たすもの
Probable:A-1及びB-1を満たし、Cの鑑別すべき疾患を除外したもの
Possible:A-1、2及びB-1を満たすもの

「原発性高脂血症に関する調査研究班」

【診療報酬上の取扱い】

・D010 特殊分析(D010)における先天性代謝異常症検査
(8)/1,141点
(先天性代謝異常症検査におけるガスクロマトグラフ質量
分析装置を用いた測定に類似すると思われるため。)
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