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提案書18(3402頁~3601頁) (195 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

717103

国際標準病理診断管理加算

日本病理学会

【技術の概要】

【診療報酬上の取扱い】

国際標準化機構が定めた病理標本作製、病理診断に関する国
際規格に基づく技術能力の認定を受けた施設において、病理
診断に対する精度管理業務を評価し、より多くの国民が標
準化された精度の高い病理診断を受けることができるように
する。

N006 注4 病理診断管理加算1,2
新規項目として加算を新設する。
病理診断に関する国際標準化機構が定めた病理検査に関する
国際規格に基づく技術能力の認定をうけている保険医療機関
に入院している患者であって病理診断を専ら担当する常勤の
医師が病理診断を行い、その結果を文章により報告した場合
に、退院時1回に限り所定の点数を加算する。

【対象疾患】
国際規格に基づく技術能力の認定を受けた施設で行われた病
理診断および細胞診断全般

【有効性】
癌の遺伝子関連検査の多くが病理組織標本を用いる。
遺伝子関連検査から見ると病理標本作製は検査前プロセスにあ
たる。
特にがんゲノム解析は適切な手順を踏んで作られた質の良い病
理検体が必要である。癌患者にとって、質の良い病理検体が作
成され、保管されることは将来の治療選択肢が増えることを意
味する。
国際規格に基づく質の高い技術能力をもって検体を処理するこ
とで、遺伝子関連検査に求められる厳密な検査前プロセス、測
定プロセスを経た病理検体が確保されることになる。本技術が
普及することにより、より多くの国民が均等に、質の高いがん
医療を提供することができるようになる

【既存の治療法との比較】
これまで「病理診断業務」に対してはN006病理診断料 4 病理
診断管理加算が算定されているが、検査前プロセスについての評
価はなされていなかった。
類似の医療行為として D 005 血液形態・機能検査 14 骨髄像が
あるが、この場合には、国際規格に基づく技術能力の認定を受け
た施設で行われた場合、国際標準検査管理加算(40点)が入院中
の患者に限り1人につき月1回に加算される。

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