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提案書18(3402頁~3601頁) (135 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

709101

急性期脳梗塞における灌流画像診断

日本脳卒中学会

【技術の概要】
CTまたはMRIを用いて脳灌流画像を撮像し、自動解析プログ
ラムを用いて「脳梗塞が完成している領域(虚血コア)」と「灌
流時間が延長している領域(低灌流領域)」の体積およびこれ
らの比率や差分を算出する。算出された値にもとづいて経皮
的脳血栓回収術の適応を決定する。

【対象疾患】
急性期脳梗塞のうち、以下を対象とする。
①発症または最終健常確認時刻から24時間以内。
②脳主幹動脈閉塞を認め、経皮的脳血栓回収術の適応を
検討するもの。

【有効性】
専用プログラムを使用して判定した発症6-24時間以内の経
皮的脳血栓回収術に有用:クラス1-A(米国脳卒中学会)
専用プログラムを使用して判定した発症6-24時間以内の経
皮的脳血栓回収術に有用:エビデンスレベル強(欧州脳卒中
学会)

Albers GW, et al, JAMA Neurology. 2021;78:1064-1071.

【診療報酬上の取扱い】
【既存の治療法との比較】
現行の技術では、虚血コアの大きさを肉眼的な半定量評価
発症24時間以内、同一月内1回のみ9,400点
法によって推測し、経皮的脳血栓回収術の適応を決定して
急性期脳梗塞の灌流画像検査の普及により、適切な経皮的
いるが、検者間一致率が低く客観性が低い。灌流画像診断
脳血栓回収術が行われるようになり、適切な診断と医療費
を用いることで、特に最終健常確認時刻から時間が経過し
削減(無用な治療の抑制、患者転帰の改善による社会的費
た急性期脳梗塞例において、経皮的脳血栓回収術の有効性
用の低下)に繋がる。
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が高い症例を適切に選択することが可能となる。