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提案書18(3402頁~3601頁) (38 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険未収載技術用)
整理番号

※事務処理用

700102

提案される医療技術名

糖尿病先進機器データ管理料

申請団体名

一般社団法人日本糖尿病学会

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

06糖尿病内科
22小児科

関連する診療科(2つまで)
リストから選択

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)

令和4年度

「実績あり」の
場合、右欄も記 提案当時の医療技術名
載する

糖尿病重症化予防データ解析指導管理(遠隔含む)料

追加のエビデンスの有無



提案される医療技術の概要
(200字以内)

糖尿病治療に於けるrtCGM、isCGM、インスリンポンプは進化しているが、isCGMの偽高値がリコールとなったようにリスク
がある。よって、これらの先進機器を安全適正に利用して、低血糖・高血糖予防、血糖コントロール改善、合併症予防を達
成するには、血糖モニタリング、精度の確認、データのダウンロード、ダウンロードデータの活用、カーボカウントを含む
組織化された先進機器データ管理指導が必要である。

文字数: 196
対象疾患名

保険収載が必要な理由
(300字以内)

血糖コントロールが不安定な1型糖尿病又は膵全摘後あるいはインスリン分泌が乏しいしコントロール困難な2型糖尿病。

CGM普及と共に見える化した高血糖に対する自己判断のインスリン過剰投与が低血糖を生じている。最近のisCGMリコールは
偽高値とインスリン過剰投与が一因とされている。CGMを利用しても高血糖回避を信条として過剰投与を止められない例も
少なくない(参考文献1)。CGMと連動しないポンプ利用1型患者がCGMの高血糖表示に対してインスリン追加投与を繰り返し
て死亡したDead-in Bedの報告もある(参考文献2)。最新のIsCGM、rtCGM、ポンプを安全かつ適正に用いるには、モニタリ
ングからトラブル対応まで組織化された指導が必要である。

文字数: 267
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等

対象は、血糖コントロールが不安定な1型糖尿病、膵全摘後、インスリン分泌が乏しく不安定なインスリン治療中の2型糖尿
病で年齢は問わない。rtCGMかisCGMを使用中あるいはrtCGMと連動するSensor Augmented Pump(SAP)あるいはハイブリッ
ドクローズドループ(HCL)ポンプを用いている患者あるいはCGMと連動しないポンプを用いている患者。

②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)

先進機器のデータ解析・指導技術をもつ糖尿病専門の医師と医療スタッフが、外来受診時にCGMのモニタリング技術(血糖
値やトレンド矢印の解釈や対処法)、必要時の血糖測定やトラブル対処、定期的データダウンロードなどを指導する。ポン
プではSAP、HCLの効果を最大限とするアラート設定やオートモードやカーボカウントの精度を高める指導を行う。CGM非連
動ポンプ例も安全と効果を高める指導を行う。条件を満たすオンライン指導も可能とする。

区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)



番号

C101

医療技術名

在宅自己注射指導管理料(複雑な場合)

既存の治療法・検査法等の内容

C152 C150-7は「・・血糖自己測定値に基づく指導を行うため、isCGMを使用した場合に、・・加算する」で、指導内容が
具体的でなくセンサーの加算に重点が置かれている。リコールになったisCGMの偽高値への対応指導が含まれず安全適正使
用の観点からは現行の枠組みでは不十分と考える。

④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム

C152

C152-2の1,2

C150-7
持続血糖測定器加算

シリンジポンプと連動/連動しない

血糖自己測定器加算

isCGMとrtCGMの前向き研究の多くが血糖コントロール改善、低血糖予防、QOL改善を示したのは、モニタリングからデータ
解析、データシェアまで研究目的で十分に指導を行った賜物である。よって、同様の組織化した指導を臨床で実践すること
で重症低血糖予防、%TIRなどのコントロール指標の改善が可能となる。%TIRを30-40%から50-60%に改善すれば腎症進展が
12%から3%に減じると報告されている。(Diabetes Care 2019:400-)また、日常臨床では必要なCGMのデータダウンロード
が行われていないと報告されているので(参考文献3)組織化したダウンロードを含めた指導が必要である。

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