提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

705203

遺伝性乳癌卵巣癌症候群に対するリスク低減乳房切除術（施設基準の変更）

日本乳癌学会

遺伝性乳癌卵巣癌症候群に対するリスク低減乳房切除術（施設基準の変更）
【技術の概要】 BRCA病的バリアントの乳癌既発症者に対側リスク低減乳房切除
術を行うと、相対リスク 0.07（95％信頼区間 0.04-0.15）と有意に乳癌発症リス
クが減少。
通則19 K475乳房切除 を遺伝性乳癌卵巣癌症候群に適応するには、乳房MRI撮影
加算の施設基準に係わる届け出、病理部門を設置し病理医を配置している、麻酔
科標榜医を配置している、が施設基準として必要
【問題点】 本手術は乳癌手術とほぼ同様であるのに、乳癌手術で必要とされない
基準を要求されているため対応施設が増えず、近い将来増える患者からの要請に
対応できなくなる懸念がある。
乳房MRI撮影加算の施設基準
1)1.5 テスラ以上のMRI装置を有する
2)画像診断管理加算2または3に関する施設基準を満たす；「自院の核医学診断・
コンピューター断層診断の8割以上の読影結果が、10年以上の画像診断経験がある
などの要件を満たす常勤医師によって、遅くとも撮影日の翌診療日までに当該患
者の診療を担当する医師に報告されている」などを満たす」 が必要。これのみ
満たされず本手術が実施できない乳癌学会認定および関連施設が全国で16％、22
施設あった。

手術件数
が増え続
けること
は確実

【対応】乳房MRIや病理部門は医療連携で対応が可能。麻酔科標榜医の配置は乳
癌手術でも必要とされていない。
【施設基準変更の要望】
(3)乳房ＭＲＩ加算の施設基準に係る届出を行っている、あるいは乳房MRI撮影加
算の施設基準を満たす施設との連携を文書で締結していること
(4)病理部門を設置し、病理医を配置している、あるいは医療連携を文書で締結し
ていること、または本項目を削除
(5)麻酔科標榜医を配置していること、は削除
3500

https://www.yomiuri.co.jp/medical/20220425-OYT1T50267/