提案書18(3402頁~3601頁) (47 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
提案番号(6桁)
申請技術名
申請学会名
701101
small dense LDLコレステロール(酵素法)
日本動脈硬化学会
【技術の概要】
【既存の治療法との比較】
血清や血漿を用いてsmall dense LDL中のコレステロール
(sdLDL-C)を定量的に測定する検査である。汎用自動分析
装置に用いる試薬であるため、測定値の再現性や精度も高
い。従来は超遠心法や電気泳動法等で測定されてきたが、
検体の前処理も不要であり、本技術では迅速簡便に検査す
ることが可能である。
検査目的は、冠動脈性心疾患(CHD)発症リスクの管理の
補助。
【対象疾患】
脂質異常症で動脈硬化症疑い
Cumulative incidence, %
5.0
sdLDL-C ≥ 35 mg/dL
4.0
HR: 2.09 (95%CI: 1.26-3.45 )
3.0
二宮利治他 臨牀と研究. 2020; 97(3): 349-52.
Log-rank p <0.001
2.0
1.0
sdLDL-C < 35 mg/dL
0.0
0
2
4
6
8
Time, years
Higashioka M et al. J Atheroscler Thromb. 2021 Jan 1;28(1):79-89.
sdLDL-C≧35mg/dLの場合、追跡期間中のCHD累積発症率
が高く、有意にCHD発症リスクが上昇する (2.09倍) 。
基準範囲 :
男性
13-45 mg/dL
女性(閉経前) 11-35 mg/dL
女性(閉経後) 15-39 mg/dL
臨床判断値: 35mg/dL(CHD発症リスク)
【有効性及び診療報酬上の取扱い】
・既存の脂質項目のみでは十分に予測できなかった将来のCHDリスクを
評価でき、個々のリスク管理としてより適切な生活指導の導入や予防
的医療介入を行うことで、CHD発症数を低下させることが可能と見込
まれる。(予想影響額:初年度-26億円、2年目以降-59億円)
・D 検査
・100点(準用検査技術としてリポ蛋白
(a)(D007 26:107点)が適当
3448
と考えられ、技術的に同等と考えられる)