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令和7年度厚生労働省予算案の主要事項 (44 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/25syokanyosan/index.html
出典情報 令和7年度厚生労働省所管予算案関係(12/27)《厚生労働省》
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➢保険者機能の一層の推進に向けたインセンティブの強化
老健局介護保険計画課(内線2161)

保険者機能強化推進交付金・介護保険保険者努力支援交付金
令和7年度当初予算案 (一般財源) 101
(消費税財源)200

1 事業の目的

億円(100億円)

億円(200億円)

○ 平成29年の地域包括ケア強化法の成立を踏まえ、客観的な指標による評価結果に基づく財政的インセンティブとして、平成30年度より、
保険者機能強化推進交付金を創設し、保険者(市町村)による高齢者の自立支援、重度化防止の取組や、都道府県による保険者支援の取組を
推進。令和2年度からは、介護保険保険者努力支援交付金(社会保障の充実分)を創設し、介護予防・健康づくり等に資する取組を重点的に
評価することにより、これらの取組を強化。
○ 令和5年度においては、秋の行政事業レビューや予算執行調査などの結果を踏まえ、アウトカムに関連するアウトプット・中間アウトカム
指標の充実や、評価指標の縮減など、制度の効率化・重点化を図るための見直しを行ったところであり、令和6年度以降、引き続き保険者
機能強化の推進を図る。

2 事業スキーム・実施主体等


各市町村が行う自立支援・重度化防止の取組及び都道府県が行う市町村支援の取組に対し、評価指標の達成状況(評価指標の
総合得点)に応じて、交付金を交付する。

※ 介 護 保 険 保 険 者 努 力 支 援 交 付 金( 消 費 税財 源 ) は、 上 記 の取 組 の 中で も 介 護予 防 ・ 日常 生 活 支援 総 合 事業 及 び 包括 的 支 援事 業 ( 包括 的 ・
継 続 的 ケ アマ ネ ジ メン ト支 援 事 業 、在 宅 医 療介 護連 携 推 進 事業 、 生 活支 援体 制 整 備 事業 、 認 知症 総合 支 援 事 業) に 使 途範 囲を 限 定 。

【実施主体】

〈交付金を活用した保険者機能の強化のイメージ〉

都道府県、市町村

【交付金の配分に係る主な評価指標】
(保険者機能強化推進交付金)

①事業計画等等によるPDCAサイクルの構築状況

(介護保険保険者努力支援交付金)
①介護予防日常生活支援の取組状況

②介護給付の適正化の取組状況

②認知症総合支援の取組状況

③介護人材確保の取組状況

③在宅医療介護連携の取組状況

【交付金の活用方法】
○都道府県分:高齢者の自立支援・重度化防止等に向けて市町村を支援する各種事業(市町村に対する研修事業、
リハビリ専門職等の派遣事業等)の事業費に充当。
○市町村分: 国、都道府県、市町村及び第2号保険料の法定負担割合に加えて、介護保険特別会計に充当し、地域支援事業、
市町村特別給付、保健福祉事業など、高齢者の自立支援、重度化防止、介護予防等に必要な事業を充実。
【補助率・単価】定額(国が定める評価指標の達成状況(評価指標の総合得点)に応じて、交付金を配分)
【負担割合】

国10/10

【事業実績】

交付先47都道府県及び1,571保険者(令和5年度)

老健局介護保険計画課(内線2161)

保険者機能強化推進交付金の見直し
令和7年度当初予算案 101億円(100億円) ※()内は前年度当初予算

1 事業の目的


保険者機能強化推進交付金については、令和5年度において、令和4年度秋の行政事業レビューや予算執行調査などの結果を踏まえ、
アウトカム指標に関連するアウトプット・中間アウトカム指標の充実や、評価指標の重点化・縮減等の見直しを実施した。



令和6年度においては、交付金の配分に当たって、保険者機能強化に取り組む自治体に対するインセンティブを一層強化し、メリハリ
の効いた交付金配分を行う観点から、要介護認定率の改善等アウトカムの状況が上位に位置する自治体や、評価得点が複数年にわたり
上位に位置する自治体など、一定の要件に該当する自治体に対し、追加的な配分を行う枠組みを取り入れたところであり、令和7年度
においては、このアウトカム指標等に着目した配分の拡充を行う(①)。



併せて、今般、地域包括ケアの構築に向けた基盤整備や取組の充実に既に一定程度取り組んでいる保険者を対象として、さらなる健康寿命
の延伸に向け、地域のデータ分析に基づき、自らターゲットとなる対象者、成果目標及び評価指標を設定した上で、当該成果を達成するため
に成果指向型の介護予防・健康づくりの取組を行う保険者に対する新たな支援の枠組みを構築する(②)。

2 見直しの内容
① アウトカム指標等に着目した配分の拡充

② 成果指向型の保険者機能強化に向けた支援の構築(新規) 5%

5%→20%

基本分

アウトカム指標配分枠

95%→75%

※ 要介護認定率等のアウト
カム指標の評価得点結果に
応じて追加配分。

※ 従来どおり、
評価得点の
合計点に、
第1号被保
険者の規模
を加味して
配分。

保険者機能強化推進枠
※ 前年度に続き上位に位置
する得点を獲得した自治体
等保険者機能強化に成果を
出している自治体に対して
追加配分。

【地域のデータ分析
と 課 題 の 設定 】
・ 地域の介護給付費の動向
や、地域資源、医療・介護の
健康づくりに関するデータ等
に基づき、地域課題を把握。
・ 対象となるターゲット層
(年齢・状態・性別等の具体
的な住民層)、 健康寿命の
延伸につながる成果指向型
の介護予防・健康づくりの
目標

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【具体的な
支援方法と
評価指標
の設定】
・ 目標とター
ゲット層に応じ、
支援方法及び
評価指標を設


【指標の評価、
事業の実施】
・ 指標の妥当
性を評価した
上で交付金の
交付・事業の
実施

【実績
評価】

・適切な
指標による
実績評価