令和7年度厚生労働省予算案の主要事項 (55 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/25syokanyosan/index.html |
出典情報 | 令和7年度厚生労働省所管予算案関係(12/27)《厚生労働省》 |
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薬剤耐性菌対策バイオ製薬アクセラレーター(CARB-X)拠出金
令和7年度当初予算案1.5億円(1.4億円)※( )内は前年度当初予算額
1 事業の目的
●CARB-Xは、薬剤耐性菌感染症の革新的な治療薬・診断法の研究開発を促進するため、2016年に設立された官民パートナーシップ。
●世界では、従来の治療薬が効かない多剤耐性菌等が蔓延しており、その対策への重要性は認識されているものの、
耐性菌に対する治療方法・治療薬の開発が進んでいない。
●その中で、CARB-Xは製薬企業等と連携して治療薬の開発(初期臨床試験)の支援を行い、実績を上げているところ。
これまでの連携企業の中には、日本企業が含まれており、本事業を通じて日本企業の研究開発も間接的に支援していく。
2 事業の概要・スキーム・実施主体等
CARB-Xが実施している耐性菌に対する治療方法・治療薬の開発(初期臨床試験)の支援を通じてAMR対策の推進に寄与する。
資金拠出
米独英等の各国政府
薬剤耐性菌対策
バイオ製薬アクセラレーター
(CARB-X)
連携
製薬企業・研究機関
耐性菌に対する治療方法・治
療薬の開発(初期臨床試験)
AMR対策の推進に寄与
治療方法・治療薬の普及
実施主体:薬剤耐性菌対策バイオ製薬アクセラレーター(CARB-X)
拠 出 先:薬剤耐性菌対策バイオ製薬アクセラレーター(CARB-X)
➢諸外国への人材派遣等による日本の医療技術等の国際展開の推進
医政局総務課医療国際展開推進室(内線4457)
医療技術等国際展開推進事業
令和7年度当初予算案
1 事業の目的
5.1億円(4.4億円)※()内は前年度当初予算額
⃝ 我が国は国民皆保険制度の下、世界最高レベルの健康寿命と保健医療水準を達成した。今後は長年培ってきた日本の経験や知見を活かし、医療分野における国際貢献を果た
していくことが重要な課題の一つ。
⃝ 厚生労働省では医療の国際展開のため各国保健省との協力関係樹立に尽力している。
⃝ 国際的な課題や日本の医療政策、社会保障制度等に見識を有する専門家の相手国への派遣、相手国からの研修生受入れを通じ相手国の公衆衛生水準の向上に貢献する。
2 事業の概要・スキーム・実施主体等
○我が国の医療の国際展開に向け、国立健康危機管理研究機構(JIHS*)が実施主体となり、
①我が国の医療政策や社会保障制度等に見識を有する専門家(医療従事者等)の諸外国への派遣
②諸外国からの研修生を我が国の医療機関等への受け入れによる研修
実施主体:JIHS
を通じた相手国の医療人材の育成事業を実施する。
補助率:定額(10/10相当)
○TICAD9やグローバルヘルス戦略を踏まえて、主にアフリカにおけるネットワーク構築と研修を実施する。
①JIHSの現地派遣局員を生かした現地と日本の医療機関・企業等とのネットワーク形成
②現地の課題・ニーズの把握とニーズに即した研修の実施
○ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成に向け、グローバルサウスや東南アジアの保健医療水準の向上に資する取組を強化する。
○ウクライナ復興支援に向けた人材育成を実施する。
厚生労働省
3 事業実績
2015年から世界で30ヵ国で実施。延べ140,000人超の医療
従事者を育成
研修等の要望
補助
相手国の国家計画やガイドラインに採択、保険収載された我
が国の医療技術:過去5年間(2018-2022)で 計37例
調整
国立健康危機
管理研究機構
(JIHS)
✓主な研修分野
・院内感染対策
・病院管理ノウハウ
・医療機器技術
・医療情報システム
等
ベトナム
相手国への貢献
研修受入
専門家の派遣
医療機関
企業
EBUS技術料が保険収載 等
インドネシア
保健省により透析液に関する水
質基準が策定 等
相手国での調達につながった製品・技術
過去5年間(2018-2022)で 計68例
各種調整
費用負担
公募により
選定
•
大学
ベトナム
•
•
超音波気管支鏡機器(3台)
補聴器(390台) 等
カンボジア:
•
血液検査装置(100台)
*JIHS:2025年4月、国立感染症研究所と国立国際医療研究センターの統合により、設立予定の組織
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