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参考資料3_医学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) (118 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》
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(図)Programmatic Assessment のモデル

(図は Van der Vleuten C, et al. 2012 26のものを参照して作成した)
25F

6) 評価規準と評価基準
評価規準とは、評価における観点(評価項目)のことである。評価基準とは、各評価規準(観点、評価項目)に
ついて数段階に分けて文章で説明した尺度である。
多肢選択式問題(MCQ)のように、いつ、誰が評価しても結果が変わらない評価はごく一部であり、記述解答
試験、口頭試問、パフォーマンス評価等多くの評価が評価者の主観に影響される。異なる時間、異なる評価者
において一定の観点と尺度とで評価できるよう、それぞれを予め明文化して表にしたものはルーブリックと呼
ばれ、ルーブリックは評価規準と評価基準で構成されている。
2. 学修評価の方法
1) 筆記試験
ある問題に対して紙面への筆記やコンピューターへの入力により解答する試験である。主に知識(認知領域)
を評価するために用いられる。技能(精神運動領域)、態度(情意領域)の能力を評価するのには限界があるの
で、より適した他の評価方法と組み合わせることが望ましい。客観試験と記述試験に大別され、以下に詳述す
るような特徴がある。さらに、医学教育の特性に合わせた特殊な形式がいくつか開発されている(後述)。
2) 客観試験
解答の選択肢を与え、選択して答えさせる方式である。選択式、正誤判定(○×)式、組み合わせ式、並べ替
え式等の形式がある。機械的採点が可能で、量的処理が容易である一方で、もっぱら情報を想起できるかを問
うており、評価可能な認知的能力は浅くなりやすい。問題作成にあたっては、問いたい能力の有無をより正確

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Van der Vleuten C, et al. A model for programmatic assessment fit for purpose. Medical Teacher. 2012;34(3):205–14.
https://doi.org/10.3109/0142159X.2012.652239

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