参考資料3_医学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) (189 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html |
出典情報 | 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》 |
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卒前教育における臨床実習で、学生の指導に当たる医師(大学病院の教員、医員、臨床系大学院生、地域医療
実習協力病院の医師、研修医等)については、見学型や模擬診療型から診療参加型に移行する場合、学生自身が
学修目標を立てる際の指導、臨床推論、臨床判断、診療計画の立案等の指導、技能の指導や評価、あるいは医師
のプロフェッショナリズムに関する振り返り等、従来の小グループ講義や見学とは異なる対応が求められる。ま
た、実習が行われる大学病院や学外実習協力医療機関等の職員にとっても、360 度評価等の対応が求められる。
従って、実習の質の維持・向上のためには、臨床指導法等の修得を目的とする FD や SD を行うことが重要であ
る。これらについては、学内、学外実習協力医療機関等において臨床実習を指導する医師全員や職員を対象に行
う必要がある。なお、厚生労働省が定める開催指針に則ったものであると確認されている「臨床研修指導医講習
会」やその他の指導者講習会等を受講した医師は、FD 等により習得すべき内容と重複するため、各大学固有の内
容(臨床実習の評価等)についての書面配布等で代用することも考えられる。
内容としては、前述の通り、指導医等を対象として、学生自身が学修目標を立てる際の指導、臨床推論、臨床
判断の実践的な指導法、簡易版臨床能力評価法等の評価表の使い方、医師のプロフェッショナリズムに関する振
り返りの進め方、また、病院職員等を対象として、360 度評価の意義と方法等が考えられる。
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