参考資料3_医学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) (121 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html |
出典情報 | 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》 |
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4. 状況に応じて適切に症例提示を行う。
5. 得られた情報を統合して問題点を列挙し、それに則した適切な診断・治療・教育計画を立てる。
6. 臨床上の問題に対してエビデンスを収集し、批判的吟味を行なった上で、患者への適用を検討する。
7. 診療録を遅滞なく、正確にわかりやすく記載する。
8. 医療安全上の問題を認識し、適切な行動をとる。
9. 多職種で適切に協働する。
10. 必要な情報を患者等と共有し、患者の主体的な意思決定を支援する。
11. 基本的臨床手技を安全かつ適切に実施する。
12. 得られた情報から緊急性を評価し、適切に初期対応を行う。
学修・評価項目を含め、共用試験に関する最新の資料は以下から入手できる。
公益社団法人医療系大学間共用試験実施評価機構ホームページ( https://www.cato.or.jp/ )
8) 医師国家試験
医師国家試験は、医師法第 9 条で「臨床上必要な医学及び公衆衛生に関して、医師として具有すべき知識及
び技能についての試験」と規定され、毎年少なくとも 1 回実施される。国家資格として医師の質保証を行うた
めに高い信頼性と妥当性が求められる厳格な試験であり、合格者には厚生労働大臣より医師免許証が交付され
る。試験は医師国家試験出題基準に基づき作成され、医師としての基本的姿勢や基本的臨床能力を主題とした
「必修の基本的事項」、診療科横断的な共通事項や公衆衛生を主題とした「医学総論」、診療分野別の疾病や
病態を主題とした「医学各論」で構成される。
医師国家試験出題基準は医学教育モデル・コア・カリキュラムが示す医師として求められる基本的な資質・
能力や経験すべき症候・病態と多くの共通項目を有している。また、各項目の出題割合は医師国家試験設計表
(ブループリント)により規定されている。医師国家試験の出題方針は定期的に見直されている。医師国家試験
出題基準(平成 30 年版) 28は以下から入手できる。
厚生労働省ホームページ ( https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000128981.html )
27F
コラム「学修者評価とカリキュラム評価」
学修者評価は、学修成果(コンピテンシー)の修得度を学修者や学修者が所属する組織・集団が認識するた
めに用いられ、一人ひとりの学修者は評価を通じて学修目標の達成へと向かっていく。一方で、学修者評価
の評価結果を分析することにより、カリキュラムが効果的に構築、実施されているのかを検証することがで
きる(カリキュラム評価)。学修成果の評価方針(アセスメント・ポリシー)は、評価の目的、評価基準、具体
的な実施方法等を含むものであり、学修者評価あるいはカリキュラム評価を実施する際に、学修成果を適切
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平成 30 年版医師国家試験出題基準について. https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000128981.html
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