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参考資料3_医学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) (133 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》
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9)講義・実習を行う際に必要なヒト(模擬患者含む)・モノ等は何か?
PCCM を理解している教員 1 名、大教室、ウェブ会議システム
(3)評価
1)どのような形成的評価・総括的評価を実施するのか?
・形成的評価
授業中に患者のナラティブを PCCM の枠組みに合わせて解説し、練習問題等を実施してもらい、フィードバ
ックを行う。
・総括的評価
期末試験形式で他のコマの内容と合わせて計 60 分の筆記試験を行う。当該授業の分の試験は、試験時間 10
分、配点 20 点とする。試験問題は、医師と患者の対話形式を示し PCCM のフレームワークを示した上で
Disease・Illness・Health とコンテクストの関係性を読み取る課題とした。また家族ライフサイクルの観
点から問題の事例に今後起こりうる課題を記載させる。
具体的には、頭痛を主訴に来院した 50 代女性に対する問診を対話形式で示す。義母の介護やコロナ禍で外
出できないこと、同年代の友人の病気等がストレスになり片頭痛が悪化しているというシナリオとする。医
師と患者の会話から読み取れる患者の Illness(解釈、期待、感情、影響)や Health をフレームワークの図に
自由記載形式で書き込んでもらう。その上で患者のコンテクストが Disease・Illness・Health にどう影響
しているかを記載してもらう。また、家族ライフサイクルの視点で本事例に今後どのような課題が訪れるか
記載してもらう。回答は、ルーブリックに基づき問題作成者が採点を行う。以下に回答欄と採点基準を掲載
する。

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