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参考資料3_医学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) (159 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》
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①グループ発表では、形成的評価として発表後にフィードバックを行う。グループ発表の種類は以下の通
り。
・グループワークの発表内容(学生による相互評価)
・ケーススタディーの発表内容(グループ評価)
②グループ発表のプロダクトに加え、以下の資料をまとめてポートフォリオとする。評価ルーブリックに
沿って評価を行う。
・各回の授業前後での自分自身の考え方の変化について振り返り
・地域の施設見学前に挙げた確認したいポイント・疑問と、見学後にそれらについて確認できたかの記録
と感想(確認したいポイント・疑問は挙げられた項目数が多いと高く評価する)
・ケーススタディー後の省察レポートの内容(レポート作成時の「問い」は以下の通り)
「患者を総合的に見て、より良い対応策を考えていく上で、受診・入院した患者の現状の適切な把握・評
価に加え、この患者がここに至った経緯や背景の理解を深めることも必要とされている。あなたは今回
の実習を通して、その理解を深めることができた(と感じている)か?」
「一人の実際の患者から、臨床的な考え方、社会医学的な視点、基礎となる生物学的を繋げて学ぶこと重
要性を、今回の実習を通して感じることができたか?」
2)誰が評価するのか?
①各発表のグループ評価は各授業の指導者が行う。
・社会医学担当指導医
・社会医学担当指導医、基本診療科指導医・地域医療指導医(オンライン参加)
②ポートフォリオ評価は社会医学担当指導医が分担して行う(実行可能性の観点から、1 学生に対して 1 評
価者)。
3)誰を評価するのか?
①授業における各発表ではグループ全体のパフォーマンスを評価して各グループメンバーに反映させる。
②ポートフォリオ評価は各学生に対して個別に行う。
4)どのような場面・場所で評価するのか?
①グループ発表
②ポートフォリオ共に、講義室、各施設、自習場所等多様な環境における学修を評価する。
5)どのくらいの時間をかけて評価するのか?
①グループ発表の評価は、発表時間である数時間内で評価を行う。
②ポートフォリオ評価は、1 学生あたり数分~10 分程度で評価を行う。
6)合否判定基準をどのように設定するのか?
①グループ発表評価
②ポートフォリオ評価のいずれも合格基準に達していることを単位認定の要件とする。
①グループ発表評価は、1. 2. の 2 回の発表内容の平均をとって代償的に合否判定に用いる。
7)実施する評価についてどのような外部評価を受けるのか?
評価データを IR データとして蓄積し、本科目とその他の科目との相関等を検討する。特に臨床実習担当
教員による観察評価(社会的視点等)と本科目の成績との関係を分析する。
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