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参考資料3_医学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) (149 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》
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・倫理的問題等に関する事例検討学修
・演習:シミュレーション(遠隔診療の模擬実践)や各種 ICT ツール(様々な SNS や LMS)の体験
・グループ毎に同期型オンライン(ウェブ会議システム)、非同期型オンライン(LMS、チームコミュニケー
ションツール、SNS 等)や 対面討議等の異なる方法でワークをさせたり、クラウド上での共同編集作業
等の方法を活用させたりして、様々なツールの長所短所に関して議論させる。
・プロジェクト基盤型学習
・グループで自分の興味を持ち寄りデータベース作り、ウェブサイト作り、プログラム作成に挑戦させ
る。
3)誰が教えるのか?
・情報科学技術を理解する専門家(医療情報部・精通した専門家)
・情報科学技術を医療に応用している医師
・全国で共有できる動画教材が開発できる精通した教員らエキスパート
①講義・実習等の実施環境(時間・場所・学生人数の規模や準備等)
短期集中型授業や通年型とし、講義室での対面授業と同期、非同期オンライン学修のブレンドを想定す
る。1 学年(例 100 名)。低学年と高学年の混在、在籍大学を異にする学生の混成もよい。実施にあたって
私物利用(Bring Your Own Device: BYOD)・インターネット環境(通信の利用に習熟させる意図もある)の
準備が必要となる。
②時間
オンデマンドによる学修を含め、合計 20 時間とする。この 20 時間は 1 つの科目として扱うものではな
く、教養・基礎科目、臨床実習前の準備教育、臨床実習中と複数の科目に学修内容を分割して教育する。
・教養・基礎科目
・情報科学技術の基本、ICT の適切な活用、情報リテラシー(反転学修における事前学修)

90 分

・大学生として求められる情報リテラシー1(クラウド上での共同編集作業や種々の ICT ツール活用に際し
ての利点・課題) 180 分 ※ディスカッション+発表
・大学生として求められる情報リテラシー2(SNS の活用・疑似科学への対応等) 180 分
・臨床実習前
・電子カルテの活用方法、医療情報や個人情報に関する法規制やガイドライン(事前学修) 90 分
・臨床実習や臨床研修等で生じたモラルハザード事例に対する対応、注意すべき点、発生してしまったと
きの対応に関する事例学修

180 分

・臨床実習中
・最先端の医療技術(IoT、AI、ウェアラブルデバイス、アプリ、遠隔医療の事例)

(事前学修)

90 分

・医療現場における ICT 導入に際し、医師に求められる役割 180 分
・医療者としての情報発信や情報の判断(フェイクニュースへの対応等)
③カリキュラム評価
授業アンケート・教員振り返り

180 分

(3)評価
1)概略
評価は多岐にわたる評価項目を総合評価するため、様々な方法を組み合わせ、複数のタイミングで評価
データを取り、形成評価と総括評価を含め判定材料とし、総合的に合議をもとに判定を出す。
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