参考資料3_医学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) (22 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html |
出典情報 | 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》 |
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し、医療者間のコミュニケーションは前述の「⑧コミュニケーション能力」から本項に移動した。
「医療・保健・福祉・介護」及び「患者・家族・地域」の 2 点をキーワードとしている。
⑩ 社会における医療の役割の理解(Medicine in Society : SO)
「医療は社会の一部であるという認識を持ち、経済的な観点・地域性の視点・国際的な視野なども
持ちながら、公正な医療を提供し、健康の代弁者として公衆衛生の向上に努める。」という目的を
掲げた。
旧版の「B 社会と医学・医療」の主要な学修目標を本項に移動し、社会の中の医療という視点を重
視して 6 つの項目 (社会保障、疫学・医学統計、法医学、社会の構造や変化から捉える医療、国
内外の視点から捉える医療、社会科学の視点から捉える医療)を立てた。
2. 診療参加型臨床実習実施ガイドラインについて
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章立て
Ⅰ.序章、Ⅱ.実施体制・実施環境、Ⅲ.目標、Ⅳ.方略、Ⅴ.評価とした。
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序章
診療参加型臨床実習の充実を図る意義を記述し、説明図を改訂した。
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実施体制・実施環境
安全かつ円滑に医学生を診療に参加させるための組織作りや事前に検討し定めておく必要がある
事項の指針を記述した。
医学生が臨床実習で行う医業の範囲に関して、改正医師法・施行令(令和 5 年 4 月 1 日施行)及び
医学生が臨床実習で行う医業の範囲に関する検討会報告書(令和 4 年 3 月 15 日)に基づき、各大学
の実習統括部門が定める際の指針ならびに患者同意取得の指針を改訂し、患者相談窓口の設置を
追加した。
改正医師法により臨床実習で医学生の守秘義務が発生することを追加した。
学生の安全管理に放射線被ばく管理の指針を新たに記述した。
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目標
旧版の G 臨床実習に記述されていた臨床実習の学修目標を診療参加型臨床実習実施ガイドライン
に移し、モデル・コア・カリキュラムの学修目標に基づいて改訂した。
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方略
旧版の G 臨床実習に記述されていた臨床実習の方略(実習を行う診療科など)をここに移し、臨床
実習を行う診療科等と実習期間を改訂した。(4.臨床実習における「基本診療科」を参照された
い)
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評価
実習現場での観察評価として、簡易型臨床能力評価(mini-CEX)、直接観察による臨床手技の評価
(DOPS)に加え、症例の担当に関する評価(CbD)を記述した。
アンプロフェッショナルな学生への対応を改訂した。
実習活動の記録の電子化として、CC-EPOC を記述した。
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学修と評価の記録
各種評価表をモデル・コア・カリキュラムの学修目標に基づいて改訂した。
実習現場での観察評価として、DOPS を追加した。
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その他(Entrustable Professional Activities : EPAs)
学生を信頼し任せられる役割(EPAs)の概念を説明した。
一つの EPA が 10 の資質・能力のどの組み合わせを表す行為か、について例示を行った。
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