参考資料3_医学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) (206 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html |
出典情報 | 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》 |
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「基本診療科において必要な診察ができる」、「基本診療科で主訴からの診断推論を組み立てられる」、「基
本診療科における疾患の病態や疫学を理解している」、「基本診療科の基本的な治療計画を立案できる」、「基
本診療科にどのようにコンサルテーションすればよいかを理解している」等の学修目標を達成するため、診療科
毎に学修目標を設定する必要がある。このとき、将来、該当診療科の医師にならない場合にも必要な該当診療科
領域の診療能力という観点から学修目標を設定することが望ましい。
臨床実習において学生がより主体的に学ぶことができるよう、実習の初日のオリエンテーションの際に、学生
と教員の間で学修目標を共有する(「学修契約」)。シラバス等で教員側があらかじめ設定している学修目標を基
に、学生と教員とで話し合いながら協同して個別の学修目標を設定する。このことによって、その科に興味・関
心のある学生はより積極的に学ぶことができ、またあまり興味・関心のない学生も、最低限必要な内容を学ぶこ
とができるようになり、個別性を重視した臨床実習が可能になる。
診療科毎に学修目標を設定するにあたって、実習診療科等をマトリックスを用いて整理しておくことが考えら
れる。以下にその例を示す。
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