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総
調査事案名

（１）デジタル田園都市国家構想交付金（デジタル実装タイ
プ・地方創生推進タイプ（うち移住・起業・就業型））

府省名

内閣府

組織

内閣本府ほか

会計

一般会計

括

調

調査対象
予 算 額
項
目

査

票

令和４年度（補正後）：93,223百万円の内数 ほか 令和４年度（補正後）の内訳
・（目）デジタル田園都市国家構想推進交付金 40,000百万円
・（目）地方創生推進交付金
53,223百万円
（参考 令和６年度予算：55,223百万円の内数）

地方創生支援費ほか

調査主体

共同

デジタル田園都市国家構想推進交付金ほか

取りまとめ財務局

（福岡財務支局）

①調査事案の概要
【事業概要 デジタル実装タイプ 令和４年度補正（第２号）：40,000百万円の内数ほか（参考 令和６年度予算：－）】
デジタル田園都市国家構想交付金デジタル実装タイプは、デジタルを活用した地域の課題解決や魅力向上の実現に向けて、他地域等で既に確
立された優良モデル・サービスを活用して迅速な横展開を行う事業や、オープンなデータ連携基盤を活用する他地域のモデルケースとなり得る
事業に取り組む地方公共団体を支援するため、令和３年度補正予算から創設された。デジタル実装タイプ創設から３年が経過し、これまで約
5,000件もの事業（１事業当たり平均約1,600万円）を支援してきていることを踏まえ、その効果的かつ効率的な支援のあり方について検証する。
【図１】デジタル実装タイプの予算の推移

400

400

360

732

【問題意識】

企画・要件定義

令和３年度

令和５補正
※

令和３～４年度 令和３～５年度

令和５年度補正予算分は第１次募集時点の件数

実装したサービスが住民に活用されないなど、想定した効果を得ていないケー
スが発生していないか。特に、デジタル実装タイプは、システム導入プロセスの
１．課題や
うち、詳細設計からテストまでのシステム開発･実装のプロセスを支援の対象と
ニーズの把握
しているが【図４】、課題やニーズを把握し、そもそもデジタル化の必要性があ
るかなどの事前検討プロセス（企画・要件定義）が十分に行われているか。

論
点

【TYPE１】

【図４】システム導入のプロセス

0
令和４補正

データ連携基盤活用型

優良モデル導入支援型

2000

令和３補正

【TYPE３】

【TYPE２】

4000

200

0

デジタル社会変革型

5,024
2,596

200

新規性や複
数のサービ
スの実装な
ど、より高
度なデジタ
ル実装

【図２】デジタル実装タイプの累計支援事業数
（単位：事業件数）

（単位：億円）

【図３】デジタル実装タイプについて

２．調達手続
の妥当性

随意契約や企画競争入札（プロポーザル）の応札状況などから見て、十分な競
争原理の下で調達が行われているか。また、仕様書の作成状況や適切な見積書を
複数徴求しているかなど、調達手続は妥当か【図５】。

３．優良事業
への支援の重
点化等

支援事業は、交付金の趣旨に沿った優良モデルの導入支援となっているか。ま
た、好事例の横展開等のためにサービスカタログやモデル仕様書が作成されてい
るが、目的どおりの機能を発揮しているか。

自治体へのデジタル実装支援に係る経費等の公表状況は十分か。また、システ
４．見える化 ム調達については、公共事業等のように、目線となる単価が設定されておらず、
の推進
妥当な価格かの判断が困難である中で、自治体は、どのような情報が公表されて
いると有意義と考えているか。

・ニーズの把握
・詳細な課題の把握
・試行的なサービス提供
・関係者間の調整
等を踏まえ、適切な課題
設定などを実施し、作業
方針を決定

設計

開発

テスト

運用

・要件定義に基づくプログラムの設計・開発
・テストの実施
・マニュアルの作成
など （システムベンダーが担当）

デジタル実装タイプで支援

【図５】システム調達手続の一般的な流れ（抜粋）
①
情報提供依頼（ＲＦＩ）
情報提供（技術情報、過去の事例、費用など）

地
方
自
治
体

仕様書作成

②
見積もり依頼（ＲＦＱ）
価格の提案（見積書の提出）

③

シ
ス
テ
ム
事
業
者

調達手続
（一般競争入札、企画競争入札、随意契約）

応札等

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