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予算執行調査資料(総括調査票) (83 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/policy/budget/topics/budget_execution_audit/fy2024/sy0606/0606b.html
出典情報 令和6年度 予算執行調査の結果を公表します(6月公表分)(6/28)《財務省》
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調査事案名



(26)地域一体となった観光地・観光産業の再生・高
付加価値化事業

府省名

国土交通省

組織

観光庁

会計

一般会計

調





調査対象
予 算 額

令和4年度補正(第2号):
(参考 令和6年度:-)

100,000百万円

ほか



観光振興費

調査主体

共同



訪日外国人旅行者周遊促進事業費補助金

取りまとめ財務局

(関東財務局)

①調査事案の概要
【事案の概要】
○ コロナ禍で失われたインバウンド需要を復活させ、地域経済を支える観光産業のコロナ禍からのV字回復を実現させるためには、宿泊施設を核とした地域一体となった観光地の
面的な再生・高付加価値化を進めていくことが重要である。
○ 観光地の面的な再生・高付加価値化を通じて、観光産業においては、必要な設備投資等により高付加価値なサービスの提供や生産性の向上が図られ、適正な対価の収受を通じて
収益の増加が可能となる。また、その収益により更なる設備投資の増加、従業員の待遇改善が図られることによって、サービスの更なる高付加価値化につながるといった好循環が
実現することが期待される。
○ このため、令和2年度以降、「既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業」(令和2年度補正予算)や「地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業」
(令和3年度経済対策)、「地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化事業」(令和4年度補正予算)により、①改修前後で客室単価を一定割合以上増加させる等
の宿泊施設の収益力が向上する改修や、②跡地を観光目的に利用するための廃屋の撤去などの取組を短期集中で支援してきた【図1】。
○ 令和5年における訪日外国人消費額については、コロナ禍前を上回る5.3兆円と過去最高の水準(令和元年は4.8兆円。令和元年比10.2%増)となっており、また、訪日外国人(一
般客)1人1回当たりの旅行消費単価についても、宿泊費等の上昇によりコロナ禍前を上回る水準となっている【図2・3】。
○ コロナ禍以降実施してきた「地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化事業」等による支援が、宿泊施設の高付加価値化にどの程度寄与したか等について検証す
るため、改修前後における宿泊単価の増加状況や宿泊単価に係る目標値の設定状況・達成状況について調査を実施した。また、本事業による廃屋撤去後の跡地について、観光地の
面的な再生・高付加価値化のために活用されているかを検証するため、実際の跡地の活用状況について調査を実施した。
【図1】

【図3】

【図2】

「地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化事業」の概要

訪日外国人旅行者による消費額の推移

訪日外国人1人1回当たり旅行消費単価の推移

<主な支援メニュー>
① 宿泊施設の高付加価値化改修
• 観光地の面的再生に資する
宿泊施設の改修支援
• 補助上限1億円(補助率1/2等)

② 廃屋撤去
• 観光地の景観改善等に資する
廃屋の撤去支援
• 補助上限1億円(補助率1/2)

<補助対象>
国→民間事業者(事務局)→民間事業者、都道府県、市町村、DMO等

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出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」