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調査事案名

括

調

査

票

（26）地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化事業

②調査の視点
１．宿泊施設における高付加価
値化改修の状況

本事業による宿泊施設の高付
加価値化改修については、改修
前後で客室単価を一定割合以上
増加させる等の宿泊施設の収益
力が向上する改修であることが
補助要件となっているところ、
本事業による改修後、宿泊施設
の宿泊単価がどの程度増加して
いるかについて検証を行った。
また、本事業の交付申請に当
たっては、宿泊単価に係る目標
値を設定することとなっている
ところ、当該目標値はどのよう
な水準となっているか、また、
当該目標値は計画どおり達成さ
れているかについて検証を行っ
た。

③調査結果及びその分析
１ ．宿泊施設における高付加価値化改修の状況
（１）宿泊施設の高付加価値化改修の内容【表１～３】
○ 宿泊施設の高付加価値化改修の内容については、内装改修を実施した施設が約９割となっており、内装改修の具体的な内容については、
「客室改修」を実施した施設が約７割となっているほか、「食事処等改修」（宴会場を個室に改修する等）や「大浴場改修」（露天風呂
化等）を実施した施設がそれぞれ約３割となっている。
○ また、外観改修については、「外壁・屋根改修」を実施した施設が約７割を占めている。
【表２】外観改修の内容（724施設、重複あり）

【表１】宿泊施設の高付加価値化改修の内容（1,357施設）
内装改修・外観改修
をともに実施

内装改修を実施
（外観改修なし）

外観改修を実施
（内装改修なし）

左記以外

47%

42%

6%

5%

外壁・屋根改修 玄関改修 駐車場改修 フェンス改修 庭園改修
74%

23%

食事処等改修 大浴場改修 ロビー改修 エントランス改修 ラウンジ改修

テラス整備
7%

17%

看板改修 その他

16%

16%

15%

11%

サウナ整備

売店改修

カフェ改修

その他

5%

4%

1%

28%

【表３】内装改修の内容（1,211施設、重複あり）
客室改修
74%

26%

25%

20%

14%

8%

（２）改修後の宿泊施設における宿泊単価の状況【図４】
○ 本事業による改修を実施した宿泊施設における１人当たり平均宿泊単価について、平成31年１月と令和６年１月の実績を比較した場合、
・ 宿泊単価が50%以上増加している施設が約１割となっている一方、宿泊単価の増加率が10%未満（増加率がマイナスのものも含む）で
ある施設が約２割となっており、また、
・ 宿泊単価が５千円以上増加している施設が約４割となっている一方、宿泊単価の増加額が１千円未満（増加額がマイナスのものも含
む）である施設が約１割となっている。
【図４】改修を実施した宿泊施設における１人当たり平均宿泊単価の状況（673施設、平成31年１月と令和６年１月の実績値の比較）
＜宿泊単価の増加率の分布＞
100％以上
6

80％以上90％未満

9

70％以上80％未満

11

60％以上70％未満

18

50％以上60％未満

29

40％以上50％未満

78

30％以上40％未満

94

20％以上30％未満

155

10％以上20％未満

133

0%超10％未満

93

0%

5

マイナス

31
0

50

100

施設数

150

20千円以上
10千円以上20千円未満
9千円以上10千円未満
8千円以上9千円未満
7千円以上8千円未満
6千円以上7千円未満
5千円以上6千円未満
4千円以上5千円未満
3千円以上4千円未満
2千円以上3千円未満
1千円以上2千円未満
0円超1千円未満
同額
マイナス

19

＜参考：宿泊単価の分布＞
（平成31年１月の実績値）

平均値：5,169円
中央値：3,933円

50
11

宿泊単価の増加額

【調査対象先】
‧ 調査対象先数：5,945事業者
（民間事業者ほか）
‧ 回答数：2,266事業者
‧ うち、宿泊施設の高付加価値化改
修を実施したと回答があった事業
者数は1,357（有効回答のみ）

平均値：30.1％
中央値：24.0％

90％以上100％未満

宿泊単価の増加率

【調査対象年度】
‧ 令和２年度～令和４年度

＜宿泊単価の増加額の分布＞

11

3万円以上

54

33

1万円未満

22

129

55
77

2万円以上
3万円未満

69
71
72

165
95

63

1万円以上2万円未満

325

5
31
0

50

施設数

100

82