資料1-2-3-4 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注5~ 11歳用・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (126 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00043.html |
出典情報 | 第80回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第5回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(6/10)《厚生労働省》 |
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患者は BNT162b2 接種前 4 週以内に他の予防接種を受けていなかった。
有害事象に関連する家族歴はなかった。
患者は数年間、すべての併用薬を経管にて継続投与されていた。
報告医師は事象の最終診断を「急性心筋炎疑」として提供し、BNT162b2 との因果関
係を評価不能と評価して、事象に対し処置を行ったかどうかについては DMR(蘇生
処置拒否)患者であったため不明であると報告した。
2022/04/28
14:00(ワクチン接種日)、患者はCOVID-19ワクチン接種を受
けた。ワクチン接種前後に異常はなかった。
2022/04/29
12:20(ワクチン接種 1 日後)、病室の看護師により頻脈(130 前後の
心拍数上昇)、冷や汗、だるい顔の出現が認められた。
2022/04/30 (ワクチン接種 2 日後)、夕方より呼吸不全となった。O2 投与レベル
を上げるも、SpO2 はもう保てなかった。
18:30 より 100%O2 にするバッキングとなった。
19:00 以降、心拍数は徐々に低下し、全身チアノーゼおよび血圧測定不能が認めら
れた。
採血およびルート確保も難しく、血液はようやく 1mL 少々採取できたのみであっ
た。
心拍数は徐々に低下し、20:38 に患者は永眠した。DNR 患者であったため、蘇生処置
(心マッサージ)はおこなわなかった。
救急要請はされなかった。
治療内容は気管切開(患者は人工呼吸管理されている)および胃瘻を含んだ。
胸部レントゲンおよび血液生化学検査はが行われた。
死亡時画像診断として胸膜レントゲンが行われたが、特に異常所見はなかった。
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