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資料1-2-3-4      薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注5~ 11歳用・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (66 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00043.html
出典情報 第80回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第5回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(6/10)《厚生労働省》
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2022/03/16、ワクチン接種後、限局の疼痛以外は発熱や胸痛はなかった。

2022/04/05、過去の心筋炎のフォローアップのため定期健診で病院受診した際に、
心電図所見が以前と異なり QS パターン、陰性 T 波となっていた。

血液検査でトロポニン I が強陽性であった。

無症状のため 1 週間後に検査のため採血を行い、心筋シンチグラフィを施行した。

しかし虚血所見はなく、トロポニンIは低下傾向であった。

診断のために造影 MRI は施行された。

T2 強調画像や EGE 画像、LGE 画像で優位な所見はないものの、定量的ネイティブ T1
マッピングで優位な値上昇を認めた。

この発見に基づき、心筋炎と診断した。

2022/04/05(ワクチン接種の 20 日後)、心筋炎を発現した。

2022/04/14(ワクチン接種の 29 日後)、事象の転帰は軽快であった。

報告医師は事象を非重篤と分類し、事象と BNT162b2 との因果関係は関連ありと評価
した。

他要因(他の疾患等)の可能性として、心筋炎の再増悪の可能性は否定できない。

報告医師のコメントは以下の通り:

心筋炎の増悪の可能性は否定できないが、2018/08/14、採血のトロポニン I が完全
に陰性化を確認した。

それ以後、そして今回もエコー等では心収縮は良好であった。

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