参考資料6 国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針(平成24年厚生労働省告示第430号)及び健康日本21(第二次)の推進に関する参考資料 (110 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html |
出典情報 | 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》 |
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肥満及びやせの者の割合の年次推移(20 歳以上)(平成7年~22 年)
※20 歳代女性やせの者の割合は、移動平均により平滑化した結果から作成。
移動平均 : グラフ上の結果のばらつきを尐なくするため、各年次結果の前後の年次結果を足し合わせ、
計 3 年分を平均化したもの。ただし、平成 22 年については単年の結果である。
(%)
35
31.7 31.2
31.6 31.2
30
27.4
26.0
25
29.6
29.3 29.4 29.5 29.0 29.3
26.6
25.2 25.2
27.6
26.4
25.0 24.6 24.6
24.5
24.9
24.1
24.3 25.325.5
25.3
24.8 24.0
23.9 22.4 22.9 23.1
20
23.0 23.3
24.6
29.0
20~60歳代男性
肥満者の割合
20歳代女性
やせの者の割合
22.2 40~60歳代女性
23.923.6 23.9
22.9
22.5 21.923.1 23.1 21.7 21.8
15
平成 8年 9年 10年 11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年 18年 19年 20年 21年 22年
7年
肥満者の割合
※肥満度:BMI(Body Mass Index)を用いて判定
BMI = 体重[kg] / (身長[m])2により算出
BMI<18.5 低 体 重(やせ)
18.5≦BMI<25
普通体重(正常)
BMI≧25 肥
満
(日本肥満学会肥満症診断基準検討委員会 2000年)
(資料:厚生労働省「国民健康・栄養調査」
)
(ⅱ)適切な量と質の食事をとる者の増加
適切な量と質の食事は、生活習慣病予防の基本の1つである。食事全体の栄養バラン
スの指標として、主食・主菜・副菜を組み合わせた食事をとりあげた。個別の指標とし
て、生活習慣病との関連についての科学的根拠が多い食塩摂取量、野菜・果物摂取量を
とりあげた。
ア.主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が1日2回以上の日がほぼ毎日の者の割合
主食・主菜・副菜を組み合わせた食事は日本の食事パターンであり、良好な栄養素摂取
量、栄養状態につながることが報告されている 5)-7)。1日2食、主食・主菜・副菜がそ
ろっている場合、それ以下と比べて、栄養素摂取量(たんぱく質、脂肪エネルギー比、
ミネラル、ビタミン)が適正となることが報告されている 5)。
また、食生活指針、食事バランスガイドでも主食・主菜・副菜等の料理で1日の適量が
示されており、個々の栄養素の目標を設定するよりも包括的で、国民にとっても実践しや
すい目標である。
主食・主菜・副菜を組み合わせた食事をしている人は、68.1%(平成 23 年度食育の現
状と意識に関する調査)であり、この割合を増加させることは、良好な栄養素摂取量(栄
養素の過不足のない食事)を達成し、生活習慣病の一次予防、社会生活を営むために必要
な機能の維持・向上のために重要である。
イ.食塩摂取量の減尐
減塩が血圧を低下させ、結果的に循環器疾患を減尐させることについては、立証されて
いる 8)。また消費者の啓発や食品中の塩分量の規制が、高血圧対策において費用対効果が
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