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参考資料6 国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針(平成24年厚生労働省告示第430号)及び健康日本21(第二次)の推進に関する参考資料 (31 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html
出典情報 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》
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最終評価において検討された、現状を踏まえた今後の方向性

最終評価では、現状を踏まえた健康日本21(第2次)に向けた今後の方向性について、
以下のとおり整理し示された。
(ⅰ)健康日本21(第2次)方針の検討の視点
健康日本21(第2次)の検討においては、次の5つの視点が重要となる。
① 日本の特徴を踏まえ 10 年後を見据えた計画の策定
日本における近年の社会経済変化とともに、急激な尐子高齢化が進む中での 10 年後
の人口動態を見据えた計画の策定を行う。その際、長期的計画のもとに、短期的な課
題解決が可能な枠組みとする。
② 目指す姿の明確化と目標達成へのインセンティブを与える仕組みづくり
最終的に目指す姿から具体的な内容を位置づけていく構造に工夫する。その際、自
治体や企業、医療保険者等関係機関の長が積極的に健康づくりを進めようとする目的
意識や目標達成へのインセンティブとなる仕掛けを組み込む。
③ 自治体等関係機関が自ら進行管理できる目標の設定
目標とされた指標に関する情報収集に現場が疲弊することなく、既存データの活用
により、自治体等が自ら進行管理できる目標の設定や体制づくりを行う。
④ 国民運動に値する広報戦略の強化
国民運動として推進するためには、民間企業等を巻き込んだ強力な広報戦略が必要
であるとともに、健康に関する誤解を減らし、より理解しやすいメッセージとするた
め、広報戦略を強化する。
⑤ 新たな理念と発想の転換
次期運動の方針の検討に当たっては、これまでの9分野の分類設定や理念にとどま
らない発想の転換が必要である。例えば、
「病気や障害があっても一病息災で相当に生
きられるアプローチ」や、
「個人の健康設計における『こうすべき型』から『こうあり
たい型』への転換」などがあげられる。
(ⅱ)健康日本21(第2次)の方向性
時代の変化へ対応した次期運動の方向性及び課題として、次の内容が指摘された。
① 社会経済の変化への対応
・家族・地域の絆の再構築、助け合いの社会の実現(東日本大震災からの学び等)
・人生の質(幸せ・生活満足度等)の向上

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