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参考資料6 国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針(平成24年厚生労働省告示第430号)及び健康日本21(第二次)の推進に関する参考資料 (85 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html
出典情報 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》
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本指標は、目標値として具体的な数値を設定することが困難であるため、健やか親子
21の目標に合わせて「増加傾向」とする。なお、健やか親子21は平成 26 年に見直
しが予定されており、これに合わせて目標を再設定する。
ⅳ.今後必要となる対策
(ⅰ)ストレス対策
ストレス対策としては、①ストレスに対する個人の対処能力を高めること、②個人を取
り巻く周囲のサポートを充実させること、③ストレスの尐ない社会を作ること、が必要で
あるとされている。特に個人の対処能力を高めるためには、ストレスに関する正しい知識
の習得、健康的な生活習慣による心身の健康の維持、自らのストレスの状態の把握、リラッ
クスや気分転換などに柔軟に取り組む、などが重要であり、こうした情報を広く提供して
いくことが必要である。
(ⅱ)こころの病気への対策
こころの病気への対策は、自殺予防活動がモデルとして参考になる 15)。 自殺の一次予
防には、こころの健康を高め孤立を防ぐ地域づくり、一般住民向け、地域のキーパーソン
向けの普及啓発がある。国民の健康増進の総合的な推進という観点からは、職場や学校、
地域などを通じ、うつ病やアルコール依存症、統合失調症など、自殺と関連が強いとされ
る精神疾患に対する住民の理解を深めることが重要である。そのため、各種の連絡会議や
研修会、講演会等を通じて、偏見の是正を幅広く行うことが必要である。また、啓発を行
う際は、単なる情報発信にとどまるだけでなく、相談者や受診者にきちんと対応できるよ
うな受皿作りを同時に行うことが極めて重要である。

ⅴ.参考文献
1) Chida Y, Steptoe A. The association of anger and hostility with future coronary heart disease:
a meta-analytic review of prospective evidence. J Am Coll Cardiol 53: 936-946, 2009.
2) Mann JJ, Apter A, Bertolote J, et al. Suicide prevention strategies: a systematic review. JAMA
294: 2064-2074, 2005.
3) Chaiton MO, Cohen JE, O'Loughlin J, et al. A systematic review of longitudinal studies on the
association between depression and smoking in adolescents. BMC Public Health 9: 356, 2009.
4) de Wit L, Luppino F, van Straten A, et al. Depression and obesity: a meta-analysis of
community-based studies. Psychiatry Res. 178: 230-235, 2010.
5) Luppino FS, de Wit LM, Bouvy PF, et al. Overweight, obesity, and depression: a systematic review
and meta-analysis of longitudinal studies. Arch Gen Psychiatry 67: 220-229, 2010.

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