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参考資料6 国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針(平成24年厚生労働省告示第430号)及び健康日本21(第二次)の推進に関する参考資料 (72 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html
出典情報 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》
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向にある。この増加傾向を今後も維持できた場合、平成 35 年には治療継続者が男性で
63%、女性で 62%となっていることが期待される(図5)。
最新のデータである平成 22 年国民健康・栄養調査では、特定健診・保健指導の導入を
踏まえた調査票の改訂を行っており、「医療機関や健診で糖尿病と言われたことがある」
と回答した者のうち、
「過去から現在にかけて継続的に受けている」又は「過去に中断し
たことがあるが、現在は受けている」と回答した者は 63.7%であり、平成 21 年の同趣旨
の調査結果よりも約 10%上回る値となっている。今後は改訂後の調査票でモニタリング
を行っていくことから、この差を勘案して目標値を設定する必要がある。
以上を踏まえ、平成 9~21 年の増加傾向が維持できた場合に期待される平成 35 年時点
の上述の割合に、調査票の改訂により増加する約 10%を加えることにより、75%を目標
値とする。
図5 男女別の治療継続者割合とその予測
(治療継続者割合を logit 変換し一次近似した)

目標項目

治療継続者の割合の増加

現状

63.7%

(平成 22 年)

目標

75%

(平成 34 年度)

データソース

厚生労働省「国民健康・栄養調査」

(ⅲ)血糖コントロール指標におけるコントロール不良者の割合の減尐
日本糖尿病学会の「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン 2010」では、血糖コン
トロールの評価指標として HbA1c(NGSP)8.4%以上が「血糖コントロール不可」と位置
づけている 9)。同ガイドラインでは、血糖コントロールが「不可」である状態とは、細
小血管症への進展の危険が大きい状態であり、治療法の再検討を含めて何らかのアク

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