参考資料6 国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針(平成24年厚生労働省告示第430号)及び健康日本21(第二次)の推進に関する参考資料 (111 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html |
出典情報 | 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》 |
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る 10)。
食塩摂取量は、成人1人1日あたり平均値で 10.6g(男性 11.4g、女性 9.8g)
(平成 22
年国民健康・栄養調査)で減尐傾向にある(図2)が、健康増進法の規定に基づく食事に
よる栄養摂取量の基準(以下、「食事摂取基準 2010」という)の目標量に比べて高い。
図2
食塩摂取量の平均値の年次推移(20 歳以上)(平成 15 年~22 年)
(g/日)
14
総数
13
12.1
12
男性
女性
12.7
12.4
12.2
11.7
11.2
11.5
12.0
11.6
11.2
11.1
11
10.9
10
10.5
10.7
11.9
10.9
10.7
11.4
10.6
10.5
10.3
10.1
9.9
9.8
9
平成15年
16年
17年
18年
19年
20年
21年
22年
※食塩摂取量(g)=ナトリウム摂取量(mg)×2.54/1,000
(資料:厚生労働省「平成 22 年国民健康・栄養調査」
)
ウ.野菜と果物の摂取量の増加
野菜・果物の摂取量の増加は、体重コントロールに重要な役割があること 11)、循環器
疾患、2型糖尿病の一次予防に効果があること 12)が報告され、日本でも、果物摂取と循
環器疾患との関連が報告されている 13)。また、野菜・果物は、消化器系のがん、果物は
肺がんに予防的に働くことが報告され 14)、日本でも、食道がん、胃がんとの関連が示さ
れ、不足しないことが推奨されている 10)。
野菜・果物摂取量は、成人1人1日当たり平均値で野菜 281.7g、果物(ジャムを除く)
102.4g(平成 22 年国民健康・栄養調査)であり、増加していない。また、野菜について
はこれまで目標量としてきた 350g に達していない。
(ⅲ)共食の増加(食事を 1 人で食べる子どもの割合の減尐)
国内外の研究で家族との共食頻度が低い児童生徒で肥満・過体重が多いことが報告され
ている 15)-17)。日本人について、孤食頻度が高い中学生は、自覚的症状の訴えが多いこと
18)
、共食頻度が高い者は、野菜・果物・ご飯を「よく食べる」者が多いなど食物摂取状況
が良好な傾向にあることが報告されている 19)。欧米では、共食頻度が高い児童・生徒ほ
ど、野菜・果物摂取量が多く、清涼飲料水の摂取量が低く、ビタミン、ミネラルの摂取
量が多いことが報告されている 20)21)。また、思春期の共食頻度の高さがその後の食物摂
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