参考資料6 国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針(平成24年厚生労働省告示第430号)及び健康日本21(第二次)の推進に関する参考資料 (131 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html |
出典情報 | 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》 |
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i. はじめに
(ⅰ)国民の飲酒状況
1. わが国の平均アルコール消費量
図1は、国民一人当たりの年間平均飲酒量をアルコール換算した年次推移である。近
年、我が国の国民一人当たりの年間平均飲酒量は減尐傾向にあり、平成 21 年のデータ
で年間 6.99 リットルとなっている。
わが国のこの消費レベルを諸外国と比較すると、多くのヨーロッパ諸国のレベルより
低いが、米国やカナダのそれとほぼ同レベルである。また、アジアの新興大国の中国や
インドに比べるとはるかに多い 1)。
図1 国民一人当たりの年間平均アルコール消費量(純アルコール換算)の推移
(リットル / 年)
9
8.5
8
7.5
7
6.5
6
5.5
5
4.5
4
3.5
3
(年度)
(Higuchi S et al. Japan: alcohol today. Addiction 2007; 102(12): 1849-1862.より改変)
注:我が国では未成年者飲酒禁酒法により 20 歳未満の飲酒を禁止しているが、WHOでは、一人あたり
のアルコール消費量について、生産量と輸出入量とを勘案したアルコール消費量全体を 15 歳以上人口
で割って算出することとしており
2)
、各国も同様の考え方でWHOへの報告を行うことを求められて
いることから、上記の図はWHOの基準に基づき毎年算出している。
2. 未成年者の飲酒
未成年者飲酒は大きな社会問題である。未成年者飲酒をモニターするために中学生・
高校生に対して実施されている全国調査 3)-7)によると、学年が進むに従い飲酒者割合が
増加していること、また、それらの割合は男女間でほとんど差がないことが明らかに
なっている。図2のように、結果を時系列でみると、平成8年から 14 年間に、飲酒者
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