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参考資料6 国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針(平成24年厚生労働省告示第430号)及び健康日本21(第二次)の推進に関する参考資料 (154 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html
出典情報 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》
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(ⅱ)歯の喪失防止
歯の喪失は器質的な障害であり、健全な摂食や構音などの生活機能にも影響を与える。ま
た、歯の喪失と寿命との間に有意な関連性があることは複数の疫学研究によっても明らかに
されている 15)16)。
「8020運動」は、歯の喪失防止を目指した包括的な歯・口腔の健康目標であり、健康
日本21においても目標項目のひとつとして掲げられていたものである。しかし、歯の早期
喪失の防止を目指すためには、より早い年代から対策を始める必要がある。そこで、今回、
健康日本21で掲げた目標項目「80 歳で 20 歯以上の自分の歯を有する者の割合の増加」と
「60 歳で 24 歯以上の自分の歯を有する者の割合の増加」に加え、40 歳での目標項目「40
歳で喪失歯のない者の増加」を掲げることにより、成人期から高齢期にかけての目標を段階
的に設定した。
80 歳で 20 歯以上の自分の歯を有する者の割合については、平成5年の時点では 10.6%で
あったが、平成 17 年には 25.0%と増加した。今後もこの改善傾向が続くと仮定すると、平
成 35 年には約 46%と推計されるため、目標値としての区切りの良さも考慮して目標値を
50%と設定した。
60 歳で 24 歯以上の自分の歯を有する者の割合については、平成 11 年の時点では 58.3%
であったが、平成 17 年には 60.2%と僅かに増加した。今後もこの近年の改善傾向が続くと
仮定すると、平成 35 年には約 66%と推計されるため、目標値を 70%と設定した。
40 歳で喪失歯のない者の割合については、平成5年の時点では 40 歳で 28 歯以上の自分
の歯を有する者の割合は 35.6%であったが、平成 17 年には 54.1%となった。今後もこの改
善傾向が続くと仮定すると、平成 35 年には約 81%と推計されるが、「喪失歯がない者の増
加」という指標達成の難しさを考慮して目標値を 75%と設定した。
データソースとしては、客観的なデータを得ることができる歯科疾患実態調査を利用する。
なお、歯数については、地方公共団体において目標設定する場合、自己評価でその保有状況
を評価する方法も代替手段のひとつになると考えられる 17)。




80 歳で 20 歯以上の自分の歯を有する者の割合の増加
60 歳で 24 歯以上の自分の歯を有する者の割合の増加
40 歳で喪失歯のない者の割合の増加




25.0%(平成 17 年)
60.2%(平成 17 年)



54.1%(平成 17 年)

目標





50%(平成 34 年度)
70%(平成 34 年度)
75%(平成 34 年度)

データソース

厚生労働省「歯科疾患実態調査」

目標項目

現状

137