参考資料6 国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針(平成24年厚生労働省告示第430号)及び健康日本21(第二次)の推進に関する参考資料 (60 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html |
出典情報 | 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》 |
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させる(禁煙を希望している喫煙者がすべて禁煙を達成できた場合。40 歳以上で再集計)。
これにより、脳血管疾患死亡率が、男性で 7.0%、女性で 2.5%低下する。
また、虚血性心疾患の死亡率が、男性で 7.0%、女性で 2.5%低下する。
エ.糖尿病:男女別の各年齢区分で有病率を増加させない。
この場合、循環器疾患の死亡率への影響はないと考えられる。
上記ア~エを総合すると、脳血管疾患では男性 15.9%、女性 8.3%、虚血性心疾患で
は男性 13.7%、女性 10.4%の死亡率の減尐が期待できる。さらに、高齢化の影響を除
くため、現時点の年齢調整死亡率に乗じて目標値とする。
(ⅱ)高血圧の改善
目標項目
高血圧の改善(収縮期血圧の平均値の低下)
現状
男性 138 mmHg、女性 133 mmHg
(平成 22 年)
目標
男性 134 mmHg、女性 129 mmHg
(平成 34 年度)
データソース
厚生労働省「国民健康・栄養調査」(40 歳~89 歳、服薬者含む)
健康日本21(第2次)における血圧の目標値は、健康日本21と同様、関連する他
の分野における目標値を考慮して設定することとする。具体的には、栄養(減塩、野菜・
果物の摂取増加、肥満者の減尐)
・運動(1日歩数の増加・運動習慣者の割合増加)、飲
酒(生活習慣病へのリスクを高める量を飲酒している者の減尐)の各分野で設定された
目標がすべて達成された場合に、収縮期血圧4mmHg の低下が期待される。
ア.栄養分野(現状と目標)
①食塩摂取量(1 日)
現状 10.6g → 8.0g へ: 食塩 2.6g の減尐
②野菜摂取量の増加(1 日)
現状 282g →350g へ:野菜約 70g の増加(カリウム 140mg= 3.58mmol)
③果物摂取量の増加(1 日):
現状 果物摂取量 100g 未満(1 日)の者の割合 61.4%→30%に減らす。
母集団の約 30%の構成員の果物摂取量が 50g増える(カリウム 100mg=2.56mmol
の増加)と仮定すると集団全体で 33 mg = 0.77mmol 増加する。
④肥満者の減尐(40~60 歳代の年齢別の目標値から)
現状
男性 40 歳代: 35.2%、50 歳代: 37.3%、60 歳代: 29.9%
女性 40 歳代: 18.3%、50 歳代: 19.0%、 60 歳代: 27.0%
目標
男性 40 歳代: 28.8%、50 歳代: 35.2%、60 歳代: 29.9%
女性 40 歳代: 18.3%、50 歳代: 18.3%、 60 歳代: 19.0%
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