参考資料6 国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針(平成24年厚生労働省告示第430号)及び健康日本21(第二次)の推進に関する参考資料 (59 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html |
出典情報 | 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》 |
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メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が強く疑われる者と予備群と考えられ
る者を合わせた割合は、平成 22 年国民健康・栄養調査によると、40 歳から 74 歳では、
男性で2人に1人、女性で5人に1人の割合に達している。
メタボリックシンドロームと循環器疾患との関連は証明されており 8)、健康日本21
(第2次)においても引き続き指標として設定する。
(ⅴ)特定健診・特定保健指導の実施率の向上
平成 18 年の医療構造改革によって、メタボリックシンドロームに着目した健診と保健
指導を医療保険者に義務付ける、特定健診・特定保健指導の制度が導入された。特定健
診・特定保健指導の実施率は、生活習慣病対策に対する取組状況を反映することから、
健康日本21(第2次)においても引き続き指標として設定する。
ⅲ.現状と目標
以上の考え方から現状と目標を以下のように設定した。
(ⅰ)脳血管疾患・虚血性心疾患の死亡率の減尐
目標項目
脳血管疾患・虚血性心疾患の年齢調整死亡率の減尐(10 万人当たり)
現状
脳血管疾患: 男性 49.5、 女性 26.9
虚血性心疾患:男性 36.9、 女性 15.3
(平成 22 年)
目標
脳血管疾患: 男性 41.6、女性 24.7
虚血性心疾患:男性 31.8、女性 13.7
(平成 34 年度)
データソース
厚生労働省「人口動態調査」
各危険因子の目標が達成された場合に期待される脳血管疾患・虚血性心疾患の死亡率の
減尐割合を推計すると以下のようになる。
ア.高血圧:40~89 歳の収縮期血圧の平均値を 4mmHg 低下させる。
これにより、脳血管疾患死亡率が、男性で 8.9%、女性で 5.8%低下する。
また、虚血性心疾患の死亡率が、男性で 5.4%、女性で 7.2%低下する。
イ.脂質異常症:高コレステロール血症(総コレステロール値 240 mg/dl 以上(LDL コレ
ステロール 160mg/dl))の割合を 25%低下させる(40~79 歳)。
この場合、脳血管疾患死亡率への影響は中立として推計には含めない。
また、虚血性心疾患の死亡率が、男性で 1.3%、女性で 0.6%低下する。
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