提案書12(2200頁~2401頁) (147 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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【医療技術の概要】
過去手術と同一アプローチで同一部位の神経組織
の再除圧を行う場合、神経組織を保護する硬膜が
周囲の瘢痕組織と強固に癒着しているため、硬膜
の同定、周囲との剥離、神経除圧の難易度が初回
手術と比較して大きく異なり、手術時間が延長し、
合併症の一つである硬膜損傷の頻度も上昇するた
め、癒着剥離術加算として申請する。
【初回手術と複数回手術の比較】
手術時間は再手術(複数回手術)で延長する
手術時間(分)
150
P<0.001
100
50
0
初回手術
【対象疾患名】
過去手術と同一アプローチで同一部位の再除圧を
行う椎間板ヘルニアおよび脊柱管狭窄症。
複数回手術
日本整形外科学会症例レジストリーデータから腰椎椎間板ヘルニア(後方摘出術)の手術時間を解析
硬膜損傷の危険性は再手術(複数回手術)で高い
【診療報酬上の扱い】
現在は初回手術であっても癒着剥離を要する再手
術であっても診療報酬には差がないため、過去手
術と同一部位に同一アプローチを用いて再手術を
行う場合、脊椎複数手術後癒着剥離術加算として
算定する。
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Int J Spine Surg. 2021 Jun;15(3):536-548. 一部改変