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提案書12(2200頁~2401頁) (94 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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画像等手術支援加算 患者適合型支援ガイドに脊椎手術を追加

脊椎固定術の患者適合型手術支援ガイド
【既存の治療法との比較】

【技術の概要】
脊椎固定術の椎弓根スクリュー刺入は予定部位から逸脱すると神
経血管損傷の危険がある。本技術は術前画像から3Dプリントしたプ
ラスチック製スクリューガイドを術中に脊椎に装着して簡便・正確に
スクリュー誘導を行う。
【対象疾患】
脊椎すべり症、狭窄症、靭帯骨化症、側弯症など国内で年間約
9,800件(2024年)を想定

正確・安全:従来法ではスクリュー逸脱率11-43%だが、本法は1.5%と
低率で安全。
無被爆・短時間:ナビゲーションによるスクリュー誘導は放射線被爆と
長時間手術が問題だが、本技術では解決。

【診療報酬上の取り扱い】
現状では、K939画像等手術支援加算(ナビゲーションによるもの」(2,000
点)の加算ができるが、本法を用いる手術支援の加算が認められていない。

【改正要望項目】
「患者適合型手術支援ガイド(K939 3)」を、脊椎固定術にも加算
できるように適応拡大を要望する。

患者適合型ガイドを用いた手術は、股関節置換術・下顎骨手術に算定でき
るが、より危険度の高い脊椎固定術に認められていない。

椎骨動脈

脊髄

頚椎固定術
スクリューと重要臓器が近接

本技術:
スクリューガイド
頚椎用

2293

従来法
フリーハンドの難しい操作

本技術
ガイド使用の簡単操作