提案書12(2200頁~2401頁) (192 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
355202
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
重症痙性麻痺治療薬髄腔内持続注入用植込型ポンプ交換術
日本定位・機能神経外科学会
29脳神経外科
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
00なし
関連する診療科(2つまで)
00なし
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無
無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する
リストから選択
提案当時の医療技術名
有無をリストから選択
追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号
再評価区分(複数選択可)
K
190-4
1-A
算定要件の見直し(適応)
該当する場合、リストから○を選択
1-B
算定要件の見直し(施設基準)
該当する場合、リストから○を選択
1-C
算定要件の見直し(回数制限)
該当する場合、リストから○を選択
2-A
点数の見直し(増点)
○
2-B
点数の見直し(減点)
該当する場合、リストから○を選択
3
項目設定の見直し
該当する場合、リストから○を選択
4
保険収載の廃止
該当する場合、リストから○を選択
5
新規特定保険医療材料等に係る点数
該当する場合、リストから○を選択
6
その他(1~5のいずれも該当しない)
該当する場合、リストから○を選択
「6
提案される医療技術の概要(200字以内)
その他」を選んだ場合、右欄に記載
「重症痙性麻痺治療薬髄腔内持続注入用植込型ポンプ交換術」の技術料を再評価し増点する。
文字数: 43
再評価が必要な理由
「重症痙性麻痺治療薬髄腔内持続注入用植込型ポンプ交換術」は、「K190-3 重症痙性麻痺治療薬髄腔内持続注入用植込型ポンプ設置術」が行わ
れた症例に対し、約7年後のポンプ電池寿命を迎える前(術後6年目)に腹部(皮下または筋膜下)に埋め込まれた薬液注入ポンプを交換する手術
手技である。使用しているカテーテルは微細で、周辺組織との癒着も非常に強く、交換術の剥離操作で損傷する可能性が高く、慎重な手術操作が
求められる。ポンプサイズが9cmと機器サイズが大きく、癒着が強く、患者に対する侵襲度・疼痛抑制の観点から全身麻酔で行われることが多い
(参考文献1)。他の刺激装置交換術よりも手術技術や手術時間を要するにもかかわらず、本技術の技術料は不均衡に低く、増点が必要である。
【評価項目】
①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)
②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項
(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):523,462円
外保連試案2022掲載ページ:152-153
外保連試案ID(連番):S81-0116300
技術度:D 医師(術者含む):2 看護師:1 その他:0 所要時間(分)180
------------------------------------------------------------------(ここまで)
本技術の技術料を再評価し増点すべきである。その根拠は次の通り。1)現行の7,290点は、外保連試案(S81-0116300)の人件費+償還されない費
用の合計52,346点と大きく乖離している。2) 本技術に類似する他の埋込装置交換術の点数は、K190-2 脊髄刺激装置交換術 15,650点、K181-2 脳
刺激装置交換術 14,270点、K181-5 迷走神経刺激装置交換術 14,270点である。これらは基本的に局所麻酔で行われる。本技術は全身麻酔で行わ
れ、難易度も同等かむしろ高いにもかかわらず、本技術が7,290点であるのは不合理である。
・対象とする患者:バクロフェンポンプ植込術は、重症痙性麻痺患者に適応となり、疾患特異性はないが、主に脳卒中後の痙性対麻痺、神経変性
疾患である痙性対麻痺、ジストニア等、さまざまな疾患が対象となる。
・医療技術の内容:バクロフェンポンプは7年間で電池消耗するため、植込み後6年目に交換が必要となる。ポンプからカテーテルを外し、新しい
ポンプに付け替え、皮下または筋膜下のポケットに新しいポンプを植え込む(参考文献2)。
・点数や算定の留意事項:手術が行われた場合、手術点数(7,290点)が加算される。
K
診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)
190-4
医療技術名
重症痙性麻痺治療薬髄腔内持続注入用植込型ポンプ交換術
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 ポンプ交換術であるため、本技術による治癒率や死亡率、QOL改善等の長期予後当のアウトカムは、評価できない。なお、バクロフェン髄注療法
の有効性・安全性については、定位・機能神経外科ガイドライン第3版にグレードAとして記載されている(引用文献3)。
後等のアウトカム
③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ
④普及性の変化
※下記のように推定した根拠
年間対象者数の
変化
定位・機能神経外科治療ガイドライン第3版、2019年、日本定位・機能神経外科学会、脊髄
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す 性・脳性まひ性・頭部外傷性および脳卒中後の重症四肢痙縮に対しては、バクロフェンの
る。)
髄注が勧められる。(グレードA)
本技術は、この治療を継続するために必要である。
再評価によって対象患者数や実施回数が変化するものではない。年間対象患者については、メーカーの販売実績より推定した。
見直し前の症例数(人)
200人
見直し後の症例数(人)
200人
2391