提案書12(2200頁~2401頁) (180 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
整理番号
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
353101
術中ICGイメージング(蛍光胆道造影)
日本胆道学会
18消化器外科
04消化器内科
関連する診療科(2つまで)
00なし
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年度)
リストから選択
「実績あり」の
場合、右欄も記 提案当時の医療技術名
載する
追加のエビデンスの有無
有無をリストから選択
提案される医療技術の概要
(200字以内)
インドシアニングリーン(ICG)は近赤外線を照射すると蛍光を発する特徴を持っている。ICG蛍光法はこの性質を利用して現
在では血流評価や肝切除の静脈還流評価に利用されている。蛍光発光の性質を利用し、ICGを胆管内、または静脈投与内に投
与し、解剖学的・腫瘍学的情報をリアルタイム視覚的にとらえ、精緻で安全な手術を遂行するためのナビゲーションツールで
ある。
文字数: 175
対象疾患名
保険収載が必要な理由
(300字以内)
胆道系疾患(胆石症等の良性疾患、胆道癌などの悪性疾患)
ICG蛍光法のアジア太平洋地域のコンセンサス会議において胆道損傷の回避やナビゲーションの有用性のため、腹腔鏡下胆嚢
摘出術中のICG蛍光胆道造影法は強い(Class 1)推奨と結論づけられた。また、その方法も間接法としての静脈内投与法、直
接法としての胆道内ICG注入法と2通りあり、胆道の走行が明瞭に描出され、胆道損傷の回避に有用であることが示され、さら
に胆道癌における静脈還流域の評価も可能で、肝切離における精緻なナビゲーションにも有用であり、安全性の向上にも寄与
すると考えられる。
文字数: 241
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
胆道系疾患(胆石症等の良性疾患、胆道癌などの悪性疾患)
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
ICGを胆管内、または静脈投与内に術中に投与し、解剖学的・腫瘍学的情報をリアルタイムに視覚的にとらえ、精緻で安全な
手術を遂行するためのナビゲーションツールである。
区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
番号
医療技術名
既存の治療法・検査法等の内容
④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム
⑤ ④の根拠と
なる研究結果等
研究結果
これまで同様の方法はなく、胆道のリアルタイムナビゲーションが可能となり、精緻な解剖学的特徴が明らかとなり、胆道損
傷などのリスク、合併症の回避が可能となり、さらに腫瘍の手術の切除範囲の同定に役立つ可能性がある。
Delphi surveyにおいてICG蛍光法を用いた腹腔鏡下胆嚢摘出術は安全性の向上に効果的であり、ルーチンに行う手技であるこ
とを提案した。
1a
ガイドライン等での位置づけ
⑥普及性
術中ICG蛍光イメージングの胆道へ応用は、これまでなされておらず、比較対象となる治療法は存在しない。
年間対象患者数(人)
国内年間実施回数(回)
※患者数及び実施回数の推定根拠等
ガイドライン等での記載なし(右欄にガイドライン等の 今後急性胆管炎・胆嚢炎診療ガイドラインでCQで検討の可能性があ
改訂の見込み等を記載する。)
る。
3,800人
3,800回
全国の胆嚢摘出術は約32,000件/年でそのうち重症は10%程度とされ、胆道癌はおよそ6,000件とされ、そのうち胆道イメージ
ングが必要とされるものは10%程度であるため。
2379