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提案書12(2200頁~2401頁) (86 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険既収載技術用)
整理番号

349204

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

脊髄腫瘍摘出術・髄内腫瘍(グリオーマ)
日本脊髄外科学会
29脳神経外科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

30整形外科
関連する診療科(2つまで)
00なし

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

令和4年度

提案当時の医療技術名

脊髄腫瘍摘出術(髄内)

追加のエビデンスの有無



診療報酬区分
診療報酬番号

再評価区分(複数選択可)


191 2
1-A

算定要件の見直し(適応)

1-B

算定要件の見直し(施設基準)



1-C

算定要件の見直し(回数制限)

該当する場合、リストから○を選択

2-A

点数の見直し(増点)



2-B

点数の見直し(減点)

該当する場合、リストから○を選択



項目設定の見直し

該当する場合、リストから○を選択



保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択



新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択



その他(1~5のいずれも該当しない)

該当する場合、リストから○を選択

「6

提案される医療技術の概要(200字以内)

該当する場合、リストから○を選択

その他」を選んだ場合、右欄に記載

脊柱の一部である椎弓を最小限切除して、腫瘍が内在している脊髄を露出する。直径10㎜程度の脊髄に長軸切開を行い(脊髄切開)、内部に増大
している腫瘍を剥離して、菲薄化・脆弱化した脊髄に損傷・圧迫を加えることなく腫瘍摘出を行う。骨削除範囲に応じて、椎弓形成を実施する。
一連の操作において最高難度の顕微鏡手術技術を要する。

文字数: 158

再評価が必要な理由

外保連試案S83-0116800においては人件費+償還できない費用計が2,125,537円と試算されており、現状(K191 2: 118,230点)との乖離が大き
い。技術的参考例として、頭蓋内腫瘍摘出術K169 1(158,100点)、K169 2(132,130点)、広範囲頭蓋底腫瘍切除・再建術K151-2(216,230点)を考慮
すると、技術度および人件費等などの試算合計の再評価が必要である。さらに日本脊髄外科学会がまとめた多施設共同研究の結果、脊髄髄内腫瘍
は経験症例数により手術適応に相違が生じることが立証され、また摘出率などにより術後成績が異なることが示された。

【評価項目】

①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

手術技術度は外保連試案(S83-0116800)に従いE難度であり、人件費+償還できない費用計による診療報酬額が現行のK191 2と大きく乖離して
おり、Kコード点数の再評価が必要である。
(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):2,125,537円
外保連試案2022掲載ページ:152-153
外保連試案ID(連番):S83-0116800
技術度:E 医師(術者含む):3 看護師:2 協力技師数:1 所要時間(分):420
------------------------------------------------------------------(ここまで)
日本脊髄外科学会がが実施した本邦における脊髄髄内腫瘍手術に関する多施設共同研究において、術後の良好な治療成績に関する因子として、術
前の神経学的状態、腫瘍摘出率、腫瘍の組織型であることが明らかになった。一般的に手術手技に関連する術後合併症リスクが高いものの、施設
による手術成績の差が生じており、施設基準の見直しについて必要である。さらに、外保連試案での手術技術度はE分類であるが、同様の脳神経
外科手術であるK169 2 頭蓋内腫瘍摘出術(132,130点)と同等以上の点数評価が妥当である。

K191 2(118,230点)として算定し、K930 1 脊髄誘発電位加算(3,630点)、K939 1 画像等手術支援加算(ナビゲーションによるもの)(2,000
点)が加算可能である。脊髄腫瘍摘出術(髄内)では、微細な脊髄を長軸に切開して腫瘍を摘出するため、脊髄切開および摘出操作に伴う脊髄障
害が発生するリスクが高い。手術技術度はE分類であるが、同様の脳神経外科手術であるK169 2 頭蓋内腫瘍摘出術(132,130点)と同等あるいはよ
り高難度であると推定される。

診療報酬区分(再掲)



診療報酬番号(再掲)

191 2

医療技術名

③再評価の根
拠・有効性

脊髄腫瘍摘出術

髄内のもの

脊髄腫瘍(髄内)は稀な病態の一つであり、症例数は脊椎脊髄疾患の中でも圧倒的に少ない。病理分類で代表的な6腫瘍において、いずれも手術
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 治療が重要な役割を担うことが示唆されている。一方で、手術に伴う合併症については、神経症状悪化のリスクが示されており、技術的高難度手
後等のアウトカム
技と判断できる。外保連試案(S83-0116800)では手術技術度はE分類、実施時間は7時間とされ、人件費合計2,125,537円と試算されている。

ガイドライン等での位置づけ

ガイドライン等での記載なし(右欄にガイドライン等
日本脊髄外科学会の学術委員会にてガイドライン作成中
の改訂の見込み等を記載する。)

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