提案書12(2200頁~2401頁) (81 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
•
•
•
•
術後MRI
術前MRI
【技術の概要】
手術目的は癒着性くも膜炎による髄液流通障害を改善させ空洞症の縮小をはかること。
癒着している範囲の上下端の正常なくも膜下腔を確保するため、 脊椎後方からアプ
ローチしその範囲の複数椎弓を一旦外す。
脊髄硬膜、くも膜を切開して脊髄後面を露出し、癒着している脊髄を全周生に剥離す
るとともに、上下端の正常なくも膜下腔と交通をつける。
最後に硬膜形成および椎弓形成を行なって、くも膜下腔が再癒着しないよう防止する
など、一連の操作において高度な顕微鏡手術技術を要する。
空洞病変
空洞縮小
空洞病変
空洞縮小
癒着範囲
癒着剥離
【診療報酬上の取り扱い】
顕微鏡下で癒着を全周生に剥離
•
•
•
•
硬膜形成
【改正要望点】
•
癒着性脊髄くも膜炎手術(脊髄くも膜剥離操作を行うもの)は、くも膜下腔の癒着
剥離を顕微鏡下に実施し、くも膜下腔を形成した場合に算定(K188-3)されるが、
安全な手術実施のためには、脊髄誘発電位(K930 1)3,630点、術中血管等描出撮
影(K939-2)500点、画像等手術支援(K939 1)2,000点などの加算が必要である。
2280
アプローチ補助器械:顕微鏡
技術度:D
手術所用時間:5時間
医師数:3、看護師:2、技師数:0
現状の比較対象
• K191 1 脊髄腫瘍摘出術(髄外) 62,000点
• K191 2 脊髄腫瘍摘出術(髄内) 118,230点
• K192
脊髄血管腫摘出術
106,460点