提案書12(2200頁~2401頁) (83 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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※下記のように推定した根拠
再評価によって実施回数が変化するものではない。
見直し前の症例数(人)
不明
見直し後の症例数(人)
不明
見直し前の回数(回)
2,000回以上(社会医療診療行為別統計より推定)
見直し後の回数(回)
2,000回以上(社会医療診療行為別統計より推定)
年間対象者数の
変化
年間実施回数の
変化等
⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)
・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)
神経症状を呈した髄外腫瘍に対する治療は手術的治療が第一選択の治療である。脊椎の支持組織としての構築を可及的に温存しながら、菲薄化し
た脊髄に損傷を加えることなく腫瘍を摘出することや椎骨動脈から腫瘍を剥離することなどが求められており、時間と高度な技術を要する。
施設の要件
脳神経外科を標榜している施設であり(あるいは、整形外科であっても脊髄腫瘍を専門的に取り扱っている施設であること)、脊髄誘発電位ある
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 いは画像等手術支援が可能であること、合併症発生時に対応可能な体制がとれること。
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門 主たる実施医師は、特殊技術を有する専門医(日本脊髄外科学会認定に脊髄外科指導医に相当)が望ましい。
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の 特記なし
要件)
⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度
最も考慮すべき合併症は、脊髄損傷をはじめとする新たな脊髄症状、神経症状の出現である。特に胸髄では乏血部位となっており、注意が必要と
なる。また腫瘍が椎骨動脈を巻き込んでいる場合は、椎骨動脈損傷による脳虚血などが懸念される。合併症の頻度は1%程度といわれているが、症
状は重大となることが多い。
⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)
特になし
⑧点数等見直し
の場合
⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)
見直し前
見直し後
その根拠
62,000点
81,345点
脊髄が脆弱となっている場合や、腹側病変や椎間孔に進展して椎骨動脈を巻き込んでいる場合では手術時間も長くなることより、増点とした。
区分
区分をリストから選択
番号
技術名
具体的な内容
単純なもの・複雑なものなどの2分化した場合、脊髄腫瘍摘出術(単純なもの=硬膜内限局の馬尾腫瘍など)は減額可能。
不変(0)
プラスマイナス
⑩予想影響額
予想影響額(円)
その根拠
脊髄腫瘍摘出術(単純なもの)の減額、脊髄腫瘍摘出術(複雑なもの)の増額による相殺。
備考
⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬
特になし
⑫その他
特になし
⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等
⑭参考文献1
⑭参考文献2
⑭参考文献3
日本脳神経外科学会
1)名称
Primary Benign Tumors of the Spinal Canal
2)著者
José Alberto Carlos-Escalante, Ángel Antonio Paz-López, Bernardo Cacho-Díaz, Guillermo Pacheco-Cuellar, Gervith Reyes-Soto, Talia
Wegman-Ostrosky
3)雑誌名、年、月、号、ページ
World Neurosurg. 2022 Aug;164:178-198.
4)概要
脊柱管内に生じる髄外腫瘍はの頻度はまれながら、全摘をすれば治癒に至る良性腫瘍が多く、手術治療が第一選択であり、また脊椎の構築を温存
しながらの初期治療が大切であることを述べている。
1)名称
Subtotal Resection of Cervical Dumbbell Schwannomas: Radiographic Predictors for Surgical Considerations
2)著者
Sung Mo Ryu , Seung-Kook Kim , Jong-Hyeok Park , Sun-Ho Lee , Whan Eoh , Eun-Sang Kim
3)雑誌名、年、月、号、ページ
World Neurosurg. 2019 Jan;121:e661-e669.
4)概要
ダンベル状に椎間孔外に進展した髄外腫瘍が椎骨動脈を巻き込んでいる場合、脊柱の支持機構を保ちながらの骨削除増大、椎骨動脈近位確保など
技術的難易度はあがり、長時間も要することを述べている。亜全摘に終わった場合、20%の症例で再手術が必要となることも述べられている。
1)名称
Posterolateral approach for spinal intradural meningioma with ventral attachment
2)著者
Toshihiro Takami , Kentaro Naito , Toru Yamagata , Masaki Yoshimura , Hironori Arima , Kenji Ohata
3)雑誌名、年、月、号、ページ
J Craniovertebr Junction Spine.
4)概要
脊髄腹側に付着部位を持つ髄外腫瘍に対する摘出は困難であるため、体位、狭い術野からの顕微鏡操作、各種モニタリングなどにたいする工夫が
必要になることを詳細にのべている。
2015 Oct-Dec;6(4):173-8.
1)名称
⑭参考文献4
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称
⑭参考文献5
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
※⑬については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等の関連団体や研
究者等の名称を記載すること。
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