自治体ごとに解釈や運用が異なる事項のうち、標準化を検討した方がよいと感じて
いる事項として、自由記述で得た回答をもとに整理を行った。なお、調査票の自由記
述の回答を集約したものであり、事業者の事実誤認にもとづく意見も含まれている可
能性について留意が必要である。

① 様式の標準化
標準化を検討した方がよいと感じている事項として、様式を挙げる意見があった。
ただし、標準化を求める様式として具体的に挙げられたものの中には、厚生労働省
として様式例を示し、標準化の対応をしている様式も含まれていた。

図表2-5-11 標準化を検討した方がよいと感じている事項として
様式に関する事項を挙げる意見（抜粋）（自由記入）

訪問介護
・運営規程や重要事項説明書について、自治体ごとのローカルルールや担当者の交
代による見解の相違がもとで更新時や実地指導等で修正を指示される事態が発生
しているため、国から「標準様式」を発信していただきたい
・契約書、重要事項説明書等、書類の中身（項目）を整理し、サービス毎に必要な
項目の標準化
・ケアプランと同様に訪問介護計画書の書式標準化を検討していただきたい。
・訪問介護計画書、アセスメントシート、モニタリングシートの様式を標準化して
ほしい。
・個別援助計画、契約書
・指定申請、変更届、体制届に係る書類、全国で書式を統一し、電子申請が行える
ようにしたい。
・人員変更時など、市町村で違う事があり（介と障でも違う）、同じ書式にしてもら
えたら助かります。
・ケアマネジャーへの報告様式

通所介護
・運営規程や重要事項説明書について、自治体ごとのローカルルールや担当者の交
代による見解の相違がもとで、更新時や実地指導で修正を指示される事態が発生
しているため、国から標準様式を発信していただきたい。
・色々な書式を国が標準化していない為各施設で独自の書式が必要となっている
・申請、届出に関する書類で、自治体によって微妙に様式が違ったりする。標準化
すべきだし、簡略化すべき
・定員変更届等の提出書式が、県と市町村で違っている。(市町村もそれぞれ違う)
・届出等様式の標準化
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