(3)文書負担軽減や手続きの効率化による介護現場の業務負担軽減に関する調査研究事業(報告書)(案) (195 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24465.html |
出典情報 | 社会保障審議会 介護給付費分科会(第209回 3/17)《厚生労働省》 |
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る。
・法人内では、居宅介護支援事業所、通所介護事業所、サービス付き高齢者向け住宅の
一部、訪問看護ステーションで使用している。
・契約書と重要事項説明書について、ひな形を作成しているが、可変箇所があり、自治
体に合わせられる。
・PDF ファイルの保存も可能なことから、紙での契約についても PDF でデータ化でき
る。写真撮影した画像を取り込むことができる。
・タブレット上で署名する時には位置情報と書き順や筆圧を記録している。また、本
人確認書類の撮影が行え、合わせて保存することが可能である。なお、スマートフォ
ン上でも署名が可能である。
・作成された書類はクラウド上の改ざんが行えない領域に保存されており、管理者権
限があっても変更が行えない。万一 PDF に対して変更が行われた場合には変更履歴
がすべて残るようになっている。
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各文書の作成方法、保存方法
○契約書、重要事項説明書
・管理者がパソコンで介護ソフト(B)に登録されているひな形に入力して作成して
いる。氏名、生年月日、要介護度、代理人の住所、緊急連絡先といった可変箇所を
パソコン上で入力することで、5~10 分で作成できる。
・多くの場合、利用者ごとに介護ソフトのアカウントを発行する。ログインするこ
とで、家族はいつでも閲覧できる。メールアドレスを持っていない利用者、家族
には、アカウントを発行せず、紙で契約書類を作成する。全利用者にアカウント
を発行して、電子化を推し進めているわけではない。
・契約は対面で実施する方法と、遠隔で実施する方法がある。対面の場合、タブレ
ットで表示、口頭で捕捉説明し、タブレット上で署名をする。遠隔で行う場合、利
用者や家族のメールアドレス宛にデータで送付し、電話による説明を行い、シス
テムにログインしてもらい、タブレット上で署名をしている。
・介護ソフト(B)による電子契約の場合、紙を使っての説明は行わない。利用者に
よってはタブレット上での署名が不慣れな場合があるが、拒否される利用者はい
ない。キーパーソン(50~60 歳代)は慣れている人が多い。
・契約書を書面で欲しいと希望する利用者には、pdf ファイルを印刷して渡してい
る。利用者 3 名につき 1 名ほどは紙面での契約書を希望する。
・タブレット上で署名された契約書・重要事項説明書は介護ソフト(B)内で電子
保存している。従来のように紙面で契約している利用者は、紙で保存している。
・紙保管の契約書・重要事項説明書もあるため一元管理ができていない。
○計画書、モニタリング
・通所介護では介護ソフト(B)内で作成、タブレット上で署名ができる。生活相談
員、介護職員全員が利用できる。事業所のすべての利用者の計画書が介護ソフトで
作られている。本人がタブレット上で署名する場合、来所時にタブレットを用いて
いる。家族がタブレット上で署名する場合、アカウントにメッセージを送付しタブ
レット上で署名を依頼している。
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