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(3)文書負担軽減や手続きの効率化による介護現場の業務負担軽減に関する調査研究事業(報告書)(案) (210 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24465.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第209回 3/17)《厚生労働省》
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・以前は紙に手書きで記入していたが、現在は介護ソフトで支援経過を作成してい
る。
・作成した経過記録は閲覧することも可能なため、日報の代替となっている。
・申し送りについても、経過記録から必要な情報を抜き出し、共有している。
〇アセスメント、モニタリング
・オフィスソフトで作成しており、印刷して紙で保存している。紙で保存する必要が
ないのかもしれないが、すぐに確認できるように従来通り、紙で保存している。
・本部は紙保存の見直しを検討しているようだが、事業所にまだ明示されていない。
〇介護給付費明細書
・管理者と介護支援専門員で作成して、提出している。今までは保存用も紙で印刷し
ていたが、介護ソフトを導入してから、利用者への送付分のみ印刷している。
〇加算に係るチェックシート
・介護ソフトで作成、保存している。
〇苦情報告、事故報告
・苦情報告は法人全体で決まっているオフィスソフトでの様式を使用して作成し、
紙とデータで保存している。
・自治体に提出する事故報告書は、自治体に合わせた書式で作成し、紙で保存してい
る。
・自治体に報告する必要がない軽微な事故の報告書は、職員が手書きで作成してい
る。
〇排せつ、体温等の一覧
・介護ソフトで入力できるが、一覧表での記載となると紙の方が見やすく、記入し
やすいため、紙に手書きしている。
・排せつの一覧表は 1 日に 1 枚だが、体温は 1 枚で数日間記録できる様式になって
いる。
・体温の一覧記録は介護ソフトを導入する前は 5 年間紙で保存していたが、介護ソ
フトを導入後は保存する必要がなくなった。定期的に破棄している。



業務負担の変化

(1)業務負担の変化
・介護ソフトを導入してから、紙での保存量は 3~4 割減った。本部では紙で保存す
る文書量の削減を追加検討していて、今後、紙での保存量がさらに減る可能性があ
る。
・作成業務の負担の変化は少ないように感じるが、フロアでの入力について、手書
きからタブレットによる入力で負担が軽減している面がある。
・介護ソフトでは、利用者が当日の必ず行うことが列挙されて毎日確認できる。予め
計画として入力している。実施記録は、タブレット上のアイコンを選択する形式で
ある。一覧で一括入力することも可能である。
・生活や状態の特別な変化があった際、タブレット上で文章を作成することになる
が、毎日の入力ではなく、他の記録も含めて、文章をタブレット上で作成する頻度
は少ない。
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