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(3)文書負担軽減や手続きの効率化による介護現場の業務負担軽減に関する調査研究事業(報告書)(案) (164 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24465.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第209回 3/17)《厚生労働省》
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介護現場の文書負担の軽減や手続きの効率化等に関する要望・意見等として「その
他」として回答された自由回答の内容について、以下、施設・事業所の種類別にみた。

① 訪問介護
システム導入コストやランニングコストの負担が大きい、文書が多すぎる、重複し
て入力する項目が負担、職員や利用者・家族の情報リテラシーといった課題の指摘が
あった。
事業者間や事業者と利用者間において、電子的な送信ができないことがあるため
FAX の利用を余儀なくされていることから、介護ソフトの統一、ソフト間での最低限
の共通仕様の実現等の意見があった。また、システムなどの具体的な導入事例、体験
利用等の機会を求める意見があった。
その他、電磁的方法による同意取得に関しては、規格や仕様の統一が必要といった
要望もあった。
図表2-5-19 訪問介護:業務負担軽減の観点から、介護現場の文書負担の軽減や手続きの効率
化等に関する要望・意見等(抜粋)(自由記入)

導入支援
・コスト面の負担が大きい。初期費用は補助金の活用はできるがランニングコスト
の補助がない。事業所への負担が大きい。
・システムの導入にコストがかかりすぎる。小規模な事業所でも導入しやすいもの
があれば知りたい。

書類削減、重複入力の削減
・書類が多すぎます。その作成時間を支援に回したい。
・必要文書が多すぎる。また一度作成すれば良い物ではなく、更新変更で何度も何
度も毎月毎月作成しないといけない物が多すぎる。電子化以前の問題。
・情報公表制度で記載する内容と、変更届に記載する内容で重なりが見られるので、
二重入力がないようにしてほしい。

職員、利用者・家族等の情報リテラシー向上
・介護職員への情報リテラシー教育。
・パソコン・タブレットの使い方の講座又は派遣等がないと、前に進めない
・介護職員の中に電磁的方法が苦手な方も多い。意識を変えてもらい、ストレスに
ならないようにするためにも、使い易いソフト、誰でも使えるシステムでなけれ
ば全体には変更できない。
・文書負担の軽減は必要ですが、電磁方法に移行する際の費用や職員への指導、家
族や利用者への周知や理解を求め実行する事に不安があります。また他事業所が
移行してゆくなか、移行できない事にも不安を感じるばかりです

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