(3)文書負担軽減や手続きの効率化による介護現場の業務負担軽減に関する調査研究事業(報告書)(案) (196 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24465.html |
出典情報 | 社会保障審議会 介護給付費分科会(第209回 3/17)《厚生労働省》 |
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る。介護ソフト(B)には定型文を設定できる仕様があり、入力する文字を減らす
工夫がある。
・居宅介護支援事業所に介護ソフト(B)のアカウントを付与し、文書を提出する機
能がある。しかし、居宅介護支援事業所は、事業所としてメールアドレスを所有し
ていないことが多く、実際には居宅介護支援事業所にアカウントを発行していな
い。
・居宅介護支援事業所に文書を提出する場合、原則、訪問しているが、新型コロナウ
イルス感染症の状況下のため FAX で送付している。
・利用開始時の面談記録、アセスメントシートもタブレット上で署名ができる介護
ソフトで作成している。
・すべて紙で計画書等を作成していた時は、利用者 1 人あたり文書一式で約 30 枚必
要であった。月 3~8 回契約があるため、100~300 枚の用紙が必要であった。大規
模の事業所では、計画書、アセスメント等の紙の文書が 300~400 枚/月減った。
○サービス提供票
・介護ソフト(A)で、請求に関わるサービス提供票の実績を記録している。
・サービス提供票は介護ソフト(B)では記録できない。
○サービス担当者会議の記録
・介護ソフト(A)で作成・保存している。
・通所介護は居宅介護支援専門員から受け取ったサービス担当者会議の用紙に手書
きで加筆し、紙で保存している。
○加算に係るチェックシート
・オフィスソフトで作成し、電子的に保存している。LIFE 加算については同様に準
備をすすめている。
○日報、送迎の記録、入浴の記録
・日報はオフィスソフトで作成した雛形を印刷した紙に、手書きで記入している。紙
で保存している。
・送迎記録、入浴記録は、オフィスソフトに入力して管理、使用時は印刷をしてい
る。
○苦情報告、事故報告
・自治体に合わせた様式に、パソコン上で入力して作成している。紙で印刷し、書類
ごとに保存している。
○利用者の一覧記録
・オフィスソフトで作成した雛形を印刷して、手書きで記入している。体温、排泄に
ついて、1 日 2 枚程度の分量である。
・サービス付き高齢者向け住宅では、安否確認票や利用者別の食事記録について、手
書きで作成している。
○介護給付費明細書
・介護ソフト(A)で実績を入力した後、誤入力がないか照会する自社システムを経
て、請求している。
○利用者の情報共有
・職員間の申し送りはノートに手書きで作成している。
・家族への申し送りについても、ノートに手書きで作成している。
・介護ソフト(B)のシステム会社は、情報共有についてニーズを把握しているよう
だが、開発途中のようだ。
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