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(3)文書負担軽減や手続きの効率化による介護現場の業務負担軽減に関する調査研究事業(報告書)(案) (206 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24465.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第209回 3/17)《厚生労働省》
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のみとした。
・利用者ごとに紙でファイルに保存している。
○介護支援専門員への報告
・報告書は FAX で送るため、紙で保存している。認知症対応型共同生活介護の入居
前の介護支援専門員に対して、FAX で報告している。
・前任の介護支援専門員への報告や、家族への記録提供のために紙で印刷し、報告す
ることがある。電子メールで送付することを検討しているが、電子メールに対応で
きない相手先が多い。紙での報告を希望する人には紙で提供している。
○アセスメント、支援経過
・社内で完結できる書類は電子化している。
・介護報酬に関する書類は全て電子化している。
・記録について、3 年前に介護ソフトを変えた際に紙から電子に変更した。紙に印刷
して保存しているわけではない。
・バイタルや入浴の記録、管理は介護ソフトの中で一元化した。
・体温計、血圧計は近接通信機能(ブルートゥース)を利用して自動入力できるよ
うになった。以前は夜勤中に手入力していたが、業務が削減された。
・数値情報に関しては手書きしているものはほとんどない。手書きを排除すること
により、誤記を排除できた。
・2021 年 9 月からインカムを使用しての音声入力を導入した。誤入力は少なく、外
国人の日本語音声も入力できている。母国語でも音声入力ソフトが対応している
ようだが、使用していない。隠語が使えるため、利用者の前で音声入力ができる。
例えば、
「サンカク」は「大便」というように自動変換される。インカムは骨伝導
で、耳を塞いでいないため、周囲の音も拾え、職員同士の指示だしも可能である。
・音声入力を導入した事業所では、週 17 時間削減できた。
・介助しながら記録も同時にできるため、タイムラグがなくなった。
○苦情報告、事故報告
・苦情報告、事故報告は介護ソフトでできる。介護ソフト導入前は、オフィスソフト
で電子的に作成し、保存していた。実地指導には紙で提示している。



保存文書の活用、業務負担の変化

(1)保存文書の活用
○訪問先での情報閲覧
・救急搬送の場合、タブレットを持って行き、利用者の情報を示すようにしている。
事業所外では通信できないため、予めタブレット上に情報を読み込んでおき、事業
所外で閲覧できるようにしている。
・過去のデータは、介護ソフトではなく、本社のサーバーに保存している。許可され
たパソコンのみ閲覧できる。
(2)業務負担の変化
・利用を終了した年ごとに終了された利用者の情報を保存するが、電子化されるま
で紙の書類は各事業所で利用年ごとに段ボールに入れて保存していた。
・可能な文書はすべて電子的に保存する方法に 2020 年から変更した。過去の書類は
PDF 化を行い、PDF 化終了後は本社で集めてシュレッダーで廃棄した。個人情報が
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