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(3)文書負担軽減や手続きの効率化による介護現場の業務負担軽減に関する調査研究事業(報告書)(案) (175 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24465.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第209回 3/17)《厚生労働省》
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ないが、電子メールを用いた同意取得は、今後進めていきたい。一方、電子サイン
は、導入を検討していない。
・過去の契約書・計画書は紙でファイルに保存している。
○アセスメントシート、モニタリング
・2021 年 4 月の少し前から署名が不要な記録やアセスメントシートは、パソコン内
のデータ上で作成、保存している。実地指導時にデータがあれば紙での保存は不要
との確認がとれたので、紙で出力をしない。
・2020 年頃までに印刷されていた書類は、紙で利用者ごとに保存している。
・法人内で統一できておらず、データ上での作成・保存ができていない事業所があ
る。過渡期であるが、法人としては、データ上での作成、保存を推し進めている。
○日報
・日報は紙で記録、保存していない。5 年以上前から社内 SNS で共有している。5 年
以上前から使用していた社内システムは、連絡、情報共有の機能に限られていたた
め、3 年前から別の社内システムを使用している。現在の社内システムは稟議申
請、掲示板機能等、社内インフラシステムとして高機能なため、使用することにな
った。
・3 年前にシステムを変更してから、手書きで日報を作成することがなくなり、誤字
や読字困難が減った。
○訪問時のケアの記録
・単独型の訪問介護事業所では、訪問時のケアの記録は介護ソフトにスマートフォ
ンで入力している。このことにより訪問の実績が確認できるため、今は、利用者や
家族に確認の署名押印を依頼していない。ただし、訪問介護職員によってはスマ
ートフォンで入力することが困難な場合がある。その場合は紙媒体の記録を使用
している。訪問先の固定電話から、介護ソフトの窓口に電話することで押印がな
くても訪問していたことが証拠として残るようにしている。関連して、事前に固
定電話を借りる説明を利用者にはしている。
・単独型の訪問介護において、スマートフォンは私物を使用しており、介護ソフトの
アプリをダウンロードして、業務に使用している。なお、単独型の訪問介護事業所
では、通常、介護職員は事業所に出社せず、直行直帰で利用者宅を訪問している。
・ケアの記録を紙から電子に切り替えた時期は 2021 年 6 月頃である。ケアの記録へ
の利用者等の署名押印の必要性について、実地指導の際に自治体に確認すると、記
録があり、利用者に内容を開示していれば不要であると回答を受けている。利用者
に対しては、ケアの記録を公開している。
○苦情報告、事故報告
・苦情の記録、事故報告書について、事業所独自の様式ファイルでパソコン上で作
成、保存している。
○利用終了者の保存、データ・バックアップ
・利用終了者の書類は、事務所とは別の保存場所に紙で保存している。
・ファイルのバックアップはソフト会社に任せており、クラウドで保存されている。
介護ソフトを使用していない事故報告書等の電子ファイルは、外付けハードディ
スクに保存している。

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