提案書16(3000頁~3199頁) (1 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
418101
歯科特定疾患療養管理料における触覚機能検査
一般社団法人
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
日本口腔リハビリテーション学会
37歯科・歯科口腔外科
38その他(診療科名を右の空欄に記載する。)
口腔リハビリテーション科
リストから選択
無
関連する診療科(2つまで)
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
提案当時の医療技術名
場合、右欄も記
載する
無
リストから選択
追加のエビデンスの有無
有無をリストから選択
提案される医療技術の概要
(200字以内)
歯科特定疾患療養管理料の対象疾患に、三叉神経ニューロパチーが追加されているが、高齢者に多い脳血管疾患発症後、頭
部外傷、多発性硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー等の疾患において口腔症状として三叉神経領域の過敏などの神経
症状を認めることも多い。これら対象の患者において精密触覚検査に耐えうる患者は少なく、簡易触覚機能検査であるpin
prick検査および綿棒による刷掃検査等の検査を設定する。
文字数: 196
対象疾患名
脳血管障害、頭部外傷、多発性硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー型認知症など、主として三叉神経領域に感覚異常
保険収載が必要な理由
(300字以内)
脳血管障害、頭部外傷、多発性硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー型認知症など高齢者に多い疾患発症後の、口腔健
康管理あるいは摂食機能療法対象者等では、三叉神経領域に感覚異常、機能障害あるいは麻痺等を認めることも多い。口腔
機能回復や継続的口腔管理において三叉神経支配領域における運動機能検査、感覚検査は必要である。しかしながら、既収
載されている精密触覚機能検査を行うには対象者の全身的耐久性、長時間の開口保持が困難な場合も多く、簡易的感覚検査
が必要である。精密触覚機能検査の簡易触覚機能検査である、pin prick検査や綿棒刷掃検査等を点数設定を行う再評価が
必要である(参考文献1)。
文字数: 292
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
中枢神経系の障害児。脳血管障害など脳幹より上部の錘体路障害、水頭症、多発性硬化症、頭部外傷やパーキンソン病、ア
ルツハイマー病などの高齢者において、特に過敏症状など感覚異常を認める(参考文献2)。
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
三叉神経ニューロパチーの診断において、精密触覚機能検査にて診断される。精密触覚機能検査に耐えられない患者を対象
とし、簡易(的)触覚機能検査であるpin prick検査や綿棒刷掃検査を月1回2ヶ月から最大6ヶ月の期間において実施する。
pin prick検査は歯科用探針で、痛覚検査部位の同名対側(対照)を最初に刺激しその後に検査部位を刺激する。評価はVAS
(visual analog scale)にて行う。SWテスターを用いる知覚検査より、末梢神経障害や表皮での知覚検査ではpin prick検
査の法が感度が高いとの報告あり。綿棒刷掃検査は綿棒は軽く保持し撫でるように近遠心方向と頭尾側方向に2-3cmずつ刷
掃し接触感覚の評価を行う(文献3・4・5)。
区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
D
番号
医療技術名
D013
精密触覚機能検査
既存の治療法・検査法等の内容
歯科特定疾患療養管理料の対象疾患、別に厚生労働大臣が定める疾患に掲げる疾患のうち、何らかの原因により三叉神経に
機能障害が生じた際に三叉神経ニューロパチーと診断されるが、診断基準のデータとしてSemmes Weinstein monofilament
セメスワインスタインモノフィラメント: 以下 SW テスター)による精密触覚機能検査(平均検査時間23.7分:文献1)
が実施される。今検査では460点が算定される。
④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム
研究結果
脳血管障害発症後の錘体路障害、水頭症、多発性硬化症、頭部外傷やパーキンソン病、アルツハイマー病などを原因とす
る、三叉神経ニューロパチーを疑い、開口して検査時間を要する精密触覚機能検査を、補助的検査であるpin prick検査お
よび綿棒刷掃検査等も選択肢に加えることにより、患者への心身的負担の軽減、医療事故に繋がるリスクの低減が期待でき
る。
神経障害性疼痛および知覚異常においてpin prick検査が外来では知覚検査として短時間で行える報告あり。
2b
⑤ ④の根拠と
なる研究結果等
ガイドライン等での位置づけ
年間対象患者数(人)
国内年間実施回数(回)
※患者数及び実施回数の推定根拠等
⑥普及性
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
る。)
必要に応じ、pin prick試験,綿棒による刷掃試験を組み合わせること
で痛覚ならびに異常感覚の検査目的とする。方法は検査部位の同名対
側(対照)を最初に刺激し,その後に検査部位を刺激する。
3090(人)
6180(人)
2021年6月の精密摂食機能検査請求数516件×12カ月(約6180件)対象者に対し2回検査を実施したと想定し患者数とした。
3000