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提案書16(3000頁~3199頁) (159 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

日本呼吸器学会のガイドライン(Minds掲載)においては、閉塞性睡眠時無呼吸の治療法として口腔内装置による治療は軽症
から中等症、もしくは重症であっても経鼻的持続陽圧呼吸療法の適用が困難な患者において推奨されている。しかし口腔内装
置による下顎の前方固定位置の設定については、気道の拡大と顎関節や残存歯への障害を考慮し、習熟した歯科医師が決定す
るとともに、定期的に呼吸の状態や顎関節、残存歯等の症状を確認し、適宜修正していくことが望ましい。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体制 内視鏡検査機器(医療承認済み)を有していること。
等)
機器の取り扱いに精通し、関連する学会や専門団体の講習会などで研修を受け、睡眠歯科医療、各種検査に精通しているこ
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門性 と.関連する学会とは、日本口腔外科学会、日本睡眠歯科学会,日本睡眠学会,日本口腔科学会、日本顎変形症学会、日本老
年歯科医学会,日本摂食嚥下リハビリテーション学会を指す。睡眠歯科医療、各種検査に精通していること。
や経験年数等)
その他
紹介元の医療機関、担当医師からの客観的評価である簡易睡眠検査装置の取り扱いや解析、睡眠ポリグラフ検査等の睡眠医療
(遵守すべきガイドライン等その他の要 に必要な検査を実施し、睡眠ポリグラフ記録を判読する能力を有すること。
件)

⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

嚥下医療において一般的に使用されている検査機器であり、安全性は確立されている。

⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

問題なし



妥当と思われる診療報酬の区分
⑩希望する診療
報酬上の取扱い

点数(1点10円)

400点(内視鏡検査検査を併用した場合720)初回装着時から1か月以上経過後に再調整のための咬合採得を可能とある。

その根拠

歯科矯正における咬合採得(構成咬合)と同様に、下顎位の決定でも、鼻呼吸の評価、内視鏡などを用いて、気道の拡大と顎
関節や残存歯への障害を考慮した咬合状態を採得するものであり目的は異なるが機能評価に基づく咬合誘導採得である。

区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

予想影響額



番号
技術名

I017 I017-2 M003 M006 B002 A002
床副子 床副子調整(1口腔につき) 印象採得

具体的な内容

不要なOAの作製,調整および医科歯科間を往来、受診を減らすことができ、再診料と管理料の算定頻度の軽減が図れる

プラスマイナス
予想影響額(円)

309,600,000円

その根拠

年間回数の80000回にOA非有効率を35%を乗じて28000例×2000+120+228+280+150+42点×10円=789,600,000円を削減.

備考

これから内視鏡検査分80000例×600点×10円=480,000,000円を差し引くと309,600,000円の削減効果が見込まれる

⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
(主なものを記載する)

歯科特定疾患療養管理料 再診料

減(-)

1.あり(別紙に記載)

⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等

咬合採得

1)収載されている

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

アメリカ合衆国 約20万円(Medicareで閉塞性睡眠時無呼吸症に対する口腔内装置にかかるすべての費用)、日本では口腔内
装置を作製し装着するのにかかる費用は診療報酬で2.5万円~3.5万円

⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

d. 届出はしていない

⑭その他

特になし

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

(一社)日本睡眠学会(内保連)、(一社)日本口腔外科学会
(NPO法人)日本口腔科学会(外保連)、(NPO法人)日本顎変形症学会

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

閉塞性睡眠時無呼吸に対する口腔内装置に関する診療ガイドライン(装置の作製に関するテクニカルアプレイザル: 2020 年
版)
日本睡眠歯科学会 診療ガイドライン作成委員会
睡眠口腔医学、2020年、5月、6巻2号、ページ付1-付19 (2020年10月Mindsガイドライン掲載)

4)概要

最適な下顎移動量決定後の口腔内装置は,分離型よりも一体型を弱く推奨する (GRADE 2C:弱い推奨 / エビデンスの質
“低”)

1)名称

Effectiveness of different mandibular advancement device designs in obstructive sleep apnoea therapy: A
systematic review of randomized controlled trials with meta-analysis.

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

日本睡眠歯科学会 診療ガイドライン作成委員会
J Oral Rehabil. 2021 Apr;48(4):469-486.

4)概要

一体型の口腔内装置の成功率は82.1%、分離型の口腔内装置装置の成功率は(52.1%)で一体型の口腔内装置の方が治療成功
率が高い

1)名称

Endoscopy evaluation to predict oral appliance outcomes in obstructive sleep apnoea.

2)著者

Okuno K, Sasao Y, Nohara K, Sakai T, Pliska BT, Lowe AA, Ryan CF, Almeida FR.

3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要

Eur Respir J. 2016 May;47(5):1410-9. doi: 10.1183/13993003.01088-2015.
鼻咽腔内視鏡を用いた口腔内装置を用いた口腔内装置の下顎移動量の評価は無呼吸低呼吸指数と関連している

1)名称

Comparison of adjustable and fixed oral appliances for the treatment of obstructive sleep apnea.

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要

Lettieri CJ, Paolino N, Eliasson AH, Shah AA, Holley AB.
J Clin Sleep Med. 2011 Oct 15;7(5):439-45. doi: 10.5664/JCSM.1300.
調整可能な口腔内装置は、調整できない口腔内装置と比較し、無呼吸および眠気を有意に改善した。

1)名称
⑯参考文献1

⑯参考文献2

⑯参考文献3

⑯参考文献4

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